2014年のお茶摘み
雲海 10号 雲海の向こうにある連山。空の雲の間にのぞく青空。この青空が難しい。
お茶摘みの様子、一番手前の背中が私
5月4日に農の会の坊所のお茶畑のお茶摘みがあった。天候にも恵まれて、絶好のお茶摘み日和であった。昨年は雨模様のお茶摘みで、大変だったことを思い出した。私は9時から4時までお茶摘みをして、6キロの葉を収穫した。例年と同じくらいの量だろう。これで、毎月100グラムのお茶が飲める計算である。普通にやった感じで、特に疲れるほどでもなかった。参加者は、少し戻ってきたのだろうか。50人くらいは居たように思う。150キロのお茶を上段と、下段の奥の4列で摘んだ。葉の状態は葉が薄いという気がした。又香りも弱いようだった。昨年も霜でやられて、収量も少ない上に雨でぬれた。どうなるかと思って心配したのだが、案外においしいお茶になっていた。今年は葉に力がないという感じだが、どうも久野全体がそういう傾向があるらしい。天候がどうもうまくないということをご近所の方が言われていたが、何がどう悪かったのだ。2009年にはそう収量が450キロということがあったのだから、300キロ程度ということはずいぶん収量が下がったということだ。
春先、長い期間寒くて、お茶摘みは少し遅れるだろうと思っていた。芽が出てから霜が降りる心配は続いた。それでもかろうじて霜にはやられずに済んだ。4月の後半になってやっと暖かくなり、又雨も沢山降ってくれた。これで遅れていた芽が急に伸びてくれた。5月4日のお茶摘みに何とか間に合ったという感じがした。良く分からに事だが、この天候の具合が、収量低下につながったのではないかと思っている。もう一つが、木の老齢化なのか、木が弱ってきている。3年前に表土をすべて取り払ったということも、悪い結果になっているに違いない。それでも、悪いとは言え昨年よりは、まだ回復した感じはあった。良い頃に比べて、70%くらいではないだろうか。堆肥を出来る限り入れて腐植を増加することが一番ではないだろうか。なにしろ細い橋を渡って行かなければならない畑で、しかも山の斜面なのだから担ぎ上げるのも大変な労力になる。人力でやる以外に方法がないので、よほど意識していないと、地力の低下が起こるのではないだろうか。
実行委員会方式でお茶は管理されている。現在、6人の実行委員の方がおり、4日にはみなさん参加されていた。実行委員の方々のおかげで何とかお茶の会は維持されている。ありがたいことである。そうでなければ私のお茶の自給は終わりだった。危ないところであった。人集めも頑張ってされていて、おかげで何とか参加者の回復ができたということだろう。7日には、2回目の下段のお茶摘みがある。残念なら今年は、水彩人の研究会があるので、参加できない。
建設途中のトイレの写真
先日には、トイレを作る作業があった。トイレがそう頻繁に必要な訳でもないのだが、やはり様々な活動の中で、あれば便利だと思っていた。昔から作ろうという話はなかった訳でもないが、なかなか実行できずにここまで来た。最近機械小屋での活動が増えている。大豆の会では栽培の場所が、機械小屋の前だし。麹の仕込みも機械小屋でやっている。小麦の会の畑も機械小屋の前ある。小麦の分配なども機械小屋を使っている。田んぼの会の種まきや土振いは当然、機械小屋で行われている。籾擦りも交代で機械小屋で行う。かなりの頻度で、機械小屋が使われているということだ。そこでいよいよトイレを作った。こういうときでも、農の会では多くの方の無償の協力で、材料や労力の提供があり、実行される。こういう事が農の会の気持ちの良さに繋がっている。無償であるからこそ、協力者がいる。こういうことも忘れてはならないことだと思う。