北朝鮮の核ミサイル

   

北朝鮮の核ミサイルは一瞬に東京を壊滅させる。迎撃ミサイルで防げるなど主張する人がいるが、そんな夢物語を信じられる人は幸いなことだ。まさに極楽とんぼという事だ。北朝鮮から東京まで10分だそうだ。一瞬に日本の未来を閉ざす。気が付いた時にはすべてが終わっている。そういう危機的な状況に今東アジアはある。もし、北朝鮮がイスラム国と同じような状況に追い込まれれば、核ミサイル発射をすることだろう。北朝鮮が自暴自棄になれば、何をするかわからない。アベ政権が繰り返し、強い抗議を表明したところで茶番で、見苦しいだけでなく何の効果もない。親分のアメリカや、国連にお願いしたところで、何も進展しない。中国も矛先が自分に来るのは嫌に決まっている。出来ればアメリカまでミサイルが届くまで、時間を稼ぐぐらいが関の山だ。アメリカまで届くようになれば、近場で落とさないかもしれない。

憲法を変えて、軍隊を明確に持とうというのが、自民党の方向だ。当然核武装するという事と考えなくてはならない。北朝鮮が核武装している時代に、日本の軍隊が核保有しないでどうするという事になるのだろう。これで核攻撃の危険が減ずるかと言えば、現状より危機が高まるだけだ。北朝鮮が核攻撃するときは、自暴自棄になり発射する。日本の核保有が抑止力になる可能性はない。軍事力で軍事力を抑え込む発想は、新たな戦争を生むだけである。そして今度の戦争は、核ミサイルが東京で炸裂する、日本崩壊の最終戦争になるだろう。北朝鮮が発狂しないことを祈るだけだ。自国が滅することを畏れない人間に対して、抑止力などないのだ。アメリカファーストの思想は、まるで北朝鮮と同レベルである。おじさんや、兄弟まで平気で殺してしまう人間に対して何も抑止力などにならない。理性の崩壊した相手に、脅しをかけるなどは危機を高めるだけだ。

方法は一つだけある。核保有国が核廃絶をすることだ。しかし、現状でアメリカやロシアや中国に核保有を止めろと言ったところで、無駄だろう。そこで日本はアメリカの核の傘の下に隠れている訳だ。アメリカの核の傘の下という立ち位置は不可思議なものだ。日本の軍隊は陳腐なものになる。だから日本の防衛というものは、アメリカとの同盟以外にあり得ないことなのだ。トランプは日本や韓国も核武装すればいいと主張したことがあった。要するに自前で軍事力を持てという事だ。ではなぜ、北朝鮮だけはいけないかという事になる。日韓は同盟国で、北朝鮮は敵だからである。敵が核武装するのは当たり前のことだ。何故、世界中が北朝鮮の核武装を恐怖とするかである。インドもパキスタンも、イスラエルも核武装している。北朝鮮は狂気の国家とみなされているからだろう。自爆のテロ攻撃のイスラム国が、核武装したのが北朝鮮という事になる。自滅する前に核攻撃を必ずするとみなければならない。ではアメリカによる先制攻撃か。アメリカは自分にまで核弾頭が届かないうちにやるだろう。刻々とその日は近づいている。

日本は核保有国に対して、核廃絶を主張することだ。特に同盟国アメリカに対して核兵器の削減を訴える。何万発も持っているのだから、半減からやってもらう。今からでも国連の核廃絶条約に加盟することだ。これが日本の安全保障だ。幸いなことに日本には北朝鮮を攻撃する能力がない。先制攻撃もできない。そして、アメリカに対しても核廃絶を呼びかける。さすがに狂気の国家北朝鮮にも日本を核攻撃する、利点がない。少々の迎撃ミサイルでお茶を濁すより、はるかに日本人の安全性は高まる。卑怯なやり方かもしれないが、日本消滅よりいいだろう。核武装するよりはるかに安全性は高い。世界は次の戦争を行えば、人類滅亡になるという危機感から、日本国憲法は出来ている。これは確かにアメリカの平和思想の影響だろう。アメリカの中にも善良な心はある。日本が先頭に立ち核廃絶を訴えることは、被爆国としての当然の義務でもある。先制攻撃をするだろうトランプと連携しているとみられることが、日本の危険度を高めるのだ。

 

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