稲田防衛大臣の程度の低さ

   

稲田防衛大臣は右翼思想の持ち主という事で、安倍さんのお気に入りかもしれながい、前代未聞、過去最低の防衛大臣だ。確か、日本会議の森友さんの顧問弁護士でもあったはずだ。森友さんと安倍さんの奥さんも仲が良かったらしい。アベ内閣は演出家は優れているが、実質は程度が低すぎる。右翼的思想は滅私奉公を理念としていて、自分一人ならともかく、配下にまで自分に対する滅私奉公を要求する。人の命に係わる防衛大臣という立場に関して自覚に欠けている。自衛隊を誤解しているのではないか。相変らず、自衛隊のPKO派兵南スーダンに関する、日報隠ぺいの内部調査に関する報告はない。この防衛大臣は省内に力が全く及んでいないという事ではないか。都議会選挙で応援演説に行って、練馬駐屯地のそばなので日ごろのお礼を申し上げたと説明していた。これは一体何を意味しているのだ。つまり、自衛隊が地域防災や災害救助で協力しているのだから、こういう時にはその関係を持って、都議会議員に一票をお願いしたいという事なのだろうか。こういうことは市長選挙などでもよく言われる選挙戦略だ。自分が当選したら、自衛隊の迅速な協力が得られるなど、適当なウソを並べ立てる。

自衛隊はの災害救助は誰が市長であろうと、同じでなければならない。共産党市長だから、そこには急いでは行かないなどと防衛大臣が脅していいのかという事だ。軍隊は独裁政権の、手先になりがちである。神経を使い、つねに徹底的に検証しなければならない。ましてソフト独裁のアベ政権下である。一方に自衛隊が革命軍になることもある。日本の自衛隊は一体どこを向いているのだろう。たぶん機動隊と同じではないだろうか。沖縄に行けば差別発言をして住民を痛み付けるような、精神構造ではなかろうか。少なくとも防衛大臣にはそういう意識があるらしい。今回の防衛大臣の発言を見ると、まるで政府を奉る部隊のような意識が隠れているように感じられる。靖国神社にいつも参拝するのが売りの防衛大臣である。右翼の自衛隊であってもらいたいと本音では考えているはずだ。すでにそう思い込んでいる節がある。防衛大臣を右翼的な人間がやるというのは、アベ政権らしいとは言え、ソフト独裁の本音が見える。こういう時であるからこそ、即刻防衛大臣は党内で最もリベラルな人が行うべきではないか。

少なくとも、弁護士が公務員の何たるかも理解していない人間ではどうにもならない。そうではないと思いたい。ここまでは大丈夫と意識して発言をしたと考えざる得ない。まさか弁護士をやっていた人が、普通の人よりも法律を知らない訳がない。どんな弁解するのかと思いきや、即座に撤回で終わりである。失言を取り消せば終わりにできるというルールをアベ政権は作った。それはアベ政権に対する国民の半数の判断を行使しない支持である。残念なことであるが、ダメな国民という事になるのだろう。アベ政権支持者の好きな防衛大臣が、これほどの無能であっても、それで発言を取り消したので、問題なしという事だ。もし発言を取り消したというなら、その集会に集まっていた全員に、発言の訂正文を送らなければだめだろう。その場にいた人には、いまだ自衛隊として投票をお願いしたままなのだ。

今度の都議選では自民党にだけは投票してはだめだ。もしこれで都議選で自民党が勝利するようでは、アベ政権の驕りと腐敗が承認されたことになる。それでも共産党じゃだめだという人は、思想的にはほぼ自民党と同じである、都民ファーストに入れる選択肢がある。都議会がどうなるかは不明だが、自民党が勝利することだけは、日本の未来にとって最悪の結果だ。アベ一座の演出家は何でもできると自覚することになるだろう。アベ一座のビックデーターがそう示すことになる。自民党全員があの狂気の叫びの豊田議員のようになりかねない。大半の議員先生の精神構造はあんなふうになりがちなものなのだ。権力者というものは常にそういうリスクの上にある。いつの間にか人が変わるのだ。賢い人は表面的には下手に出て、柔らかな印象を与えているが、まさに安倍氏の好きな印象操作である。稲田防衛大臣だって運転手に聞けば、豊田議員と同類ではなかろうか。もうちょっと粘質か。

 

 - Peace Cafe