ジャガイモの保存方法

   

ジャガイモを保存して一年間食べている。春ジャガイモを10キロの種イモを植えて作る。これが我が家の一年分になる。5,60キロかと思う。今年はどうなるだろうか。6月18日に半分を収穫して35キロ、20日に全部の収量をして70キロを超えた。私としては最高の出来であるが、10倍にはなるのが普通らしい。今年はタマネギもジャガイモも、大麦も過去にない豊作である。天候の影響もあるにはあるが、一人で作るのではなくなったためだと思う。みんなで共同で作るようになって意見を出し合っていろいろやるのが良いのだと思う。楽しいから畑に行く回数も増える。みんなの自給の良いところではないだろうか。70キロもジャガイモがあってこれを食べるとなると、イギリス人という事になるらしい。イギリス人は年間100キロを超えるジャガイモを食べるという話だ。まさかと思うが。私はそんなには食べないので、喜んでくれる人に送ろうと思う。そして保存をする。毎年秋じゃがを作らないで、1年持たせている。

ひと箱あるダンボールがジャガイモ保存の箱。

ジャガイモは10個ほどづつ新聞紙にくるみ、段ボール箱に入れる。段ボールは光の漏れないもの。段ボール箱の中に詰め込み過ぎないようにして、50個づつほど10箱に入れれば500個の保存ができる。光を当てないという意味は収穫してから一貫してのことで、露天で太陽に充てて干すというようなことはしない方が良い。ジャガイモの収穫は葉が完全に枯れるのを待つ。出来るだけ畑の乾いた状態で収穫してゆく。梅雨時で少し難しいのだが、収穫を遅らせても大丈夫なので、地中で乾燥してから収穫する。日に当てないという意味では夕方暗くなりかけてやる様にしたい。その場で新聞紙にくるみながら、段ボールに詰めて、ガムテープ止めしてしまうくらいがいい。収穫ではできるだけ静かに丁寧に扱う。イモに衝撃を与えると長期保存が出来なくなる。また、腐りそうな柔らかなジャガイモ、虫の食ったり、欠けたジャガイモは保存ではなく、早く食べる方に回す。一つが腐ると周辺のイモまで腐る。じゃがいもは玉ねぎとは逆で小さいほうから食べて、大きいのを残す。芽が出たり、柔らかくなっても食べやすいからである。

 ジャガイモは全部で70キロだった。10キロの種イモだから、7倍である。10倍にはなるというからもう一工夫なのかもしれない。でも良い大きさの、きれいなイモばかりだった。齧られたいもが20個ぐらいあったから、鼠がいるのかもしれない。病気は全く出ていない。ジャガイモを始めて作る田んぼだったという事が良かったのではなかろうか。今回は連作すると取れなくなるということを考えた。作るものを回してゆくということは、病気対策にはやっても良いことのようだ。土寄せは必要だと思う。今回は、土寄せする前にそばかすをまいて、それから土寄せをした。そしてよく茂ってから、根元にそばかすをまいてみた。効果まではわからないが、以前より採れたのだから悪くはないのだろう。草取りは最初のころ一回だけして、あとは何もしなかった。よく茂った株は影響を受けないようだ。それでもイモが10個もしっかりついているものもあるのだから、全部がああなるように努力したい。

来年からは大豆との裏表の組み合わせを、大豆:麦、大豆:ジャガイモ、大豆:タマネギという3つの組み合わせを3年ごとに回していったらいいかと考えている。欠ノ上田んぼの周辺に3か所おおよそ3畝の畑で大豆を作ることになった。その裏で少しづつやったらどうかと考えている。個人で作れる人は、舟原田んぼの下の畑の方でやってもらえばいいかと考えている。

 

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