日本版トランプ鶴保庸介沖縄北方担当相
鶴保庸介沖縄北方担当相は八日の参院内閣委員会で、沖縄県の米軍北部訓練場の工事反対派に大阪府警の機動隊員が「土人」と発言した問題について「差別だと断じることは到底できない」と述べた。鶴保氏は入閣直後、菅氏とともに政府の沖縄振興策が米軍基地負担の見返りともとれる発言をした。九月には名護市辺野古(へのこ)での米軍新基地建設を巡る県と政府の対立を「早く片付けてほしい」と述べた。ーーー東京新聞
鶴保氏は元小沢一郎の秘書だった。そして今は二階幹事長の派閥である。野田聖子氏と結婚をしていたこともあるらしい。何故、土人とヘリポート反対派の人のことを罵倒して、差別的発言ではないのだろうか。鶴保、お前は土人だ。土人だと決めつけたのだ。これは差別である。鶴保氏の考えは間違っていると思うが、まさか土人ではないと思う。鶴保お前トランプだ。これは差別にならないという意味なのか。両者がけんか腰で罵倒し合う時に、相手が一番嫌がることを口にするのは、良くあることだ。お前のカーチャンでべそというのは子供には致命傷だろう。この土人発言をした大阪の機動隊員をねぎらってご苦労さんと発言した、大阪知事はゴマカシで終わりのようだ。橋下氏の後継として、これもトランプ氏を気取っているのだろうか。下品な政治家が受ける時代のようだ。末世だ。気にしないようにするしか、平穏に暮らせないのだが、沖縄差別に関してはさすがに黙っていることは出来ない。
この問題には敏感でなければならない。報道も書かないようにしているようにみえる。すでに本土の人間の多くは洗脳され聞く耳を持てなくなっているのかもしれない。これで済ませば、沖縄差別を本土の人間が認めたことになる。在ってはならないことだ。沖縄には防人に成れと櫻井氏は述べている。米軍基地の建設。自衛隊基地の各島への配備。沖縄諸島の軍事基地化はむしろ強まっている。沖縄がやられている間に、アメリカに助けてもらおうというでたらめな防衛政策。あり得ない戦略だ。北朝鮮が潜水艦から核弾頭を日本に打ち込む状況なのだ。軍事的に防ぐことは不可能になっている。沖縄に自衛隊配備は日中関係の悪化になる。トランプの思うつぼである。トランプは中国やロシアと関係修復をする。アメリカのお先棒を担ごうという事だと安倍氏は考えているが大間違いだ。トランプを考えればこれがいかに馬鹿馬鹿しい話になるかわかるだろう。
軍事力で対抗する考えはもう無理なことだ。トランプは自分のことは自分で守れ、強盗が来るから銃を各家に装備しておけ。こういう主張だ。それがアメリカの本音だろう。第2次大戦の世界の反省が全くない。このままでは世界の軍事的競争はエスカレートしてゆくことだろう。と同時に、米中は軍事的対立を無視することになる。八重山の軍事化は現実的ではない。危険を増すだけだ。日本は軍事力の弱い国の生き抜き方を探すほかない。なまじの軍事力を持つことは、太平洋戦争の失敗の繰り返しになるだけだ。日本国憲法にあるように、国際紛争を平和的手段をもって解決する方法を見つけ出すことだ。それが日本の役割である。中国とアメリカという軍事大国の間に入り、両国と等しい距離をとることだ。日本がいくらアメリカの奴隷のままでいたいとお願いしても、本音ではそれが不可能とわかったはずだ。
平和外交とはどういうものか。まず、日本の自主独立である。エネルギーや食糧を自給できる国家になること。外国に依存しない国家。迷惑をかけない国になること。それは自給で生きてきて分かったことだ。自立していれば、自分の道を歩むことができる。ところが、日本のグローバル企業はそれでは自分の儲けが少ないと言って、海外依存を高めようとする。企業の恩恵で暮らしが良くなるという幻想を振りまいている。それは出来ないことだ。韓国を見てみればよく分かることだ。企業は良い時もあれば、悪くなることもある。国家のような総合的な安定はない。企業に依存しないに依存しない日本を目指す。鶴保氏のことから離れてしまったが、鶴保氏は日本のトランプを狙っての発言だ。そのうちもっと気に障ることを叫ぶはずだ。