11月の農作業
「まだ採れているキュウリ」
10月は何かと農作業が忙しかった。なにしろ、自給の作業で、50時間を越えたのは、初めてのことだ。イノシシが来て、作業を急いだ。お米を置いておく場所も困ったので、籾すりも急いだ。それが3か所の田んぼだから、作業に追われっぱなしだった。9月までは気力が萎えていたのに、10月に入って結構動けるようになった。夏が暑すぎたという事がある。無理しないでおこうと考えていたら、いつの間にか暑い9月が終わっていた。9月都美術館の水彩人展があったことも、農作業に影響したかもしれない。10月はフル回転したが、タマネギの苗だけは出来なかった。これは一年を無駄にしたような残念なことだったが、仕方がない。キャベツの苗は作ったのだが、何と、イノシシにめちゃくちゃに踏み荒らされた。家の脇の畑まで、獣が来るようになったのだからどうにもならない。ジャガイモも壊滅である。イノシシ対策も、田んぼの方で限界で畑は手が回らなかった。
畑が片づけられないのが、自給農である。あえて写真の10月末のキューりである。この位の調子で地這いキュウリが11月まで取れる。自給農としてはこれが有難いことなのだ。キューり、オクラ、ゴーヤ、シシトウ、ピーマン少しづつだが夏野菜がとれている。サツマイモはイノシシに食べ荒らされた後、慌てて残りを掘り起こした。それでも結構残っていた。今年は豊作だったようだが、味の方はあんのう芋もべにまさりも今一つである。畑には一応、小松菜、大根、小カブ、等は芽が出てきている。この時期タマネギや、ニンニク、そら豆、衣サヤエンドウ、小麦と播種や植え付けが微妙に難しい。本当の寒さが来るのが、早いのか遅いのか。1カ月位ずれることがある。寒い年に早く蒔けば、大きくなったものは寒さにやられる。暖かいと思い蒔くのが遅れれば、大きなものにはならない。
動物の来襲が続いている。冬の間も動物の来襲が続くだろうから、家の脇の畑はタマネギとニンニク位にするのかと思う。ニンニクはオリーブオイル漬けがなかなか良かったので、今年はさらに作る量を増やしてもいいかもしれない。ニンニクは10月後半に植え付けた。タマネギは今年も挑戦である。植える場所の準備は進んでいる。苗は恥ずかしながら購入する。10月26日に鶏糞堆肥を撒いた。25日に鶏糞を反当たり、1トン入れて。27日に耕運した。28日には雨が降った。予定通りである。そして、30日にソバカスを蒔いて、再度耕した。11月半ばにタマネギ苗の植え付けの予定。今年はベットの幅を狭くする。その分通路を広く取る。両側から草を取りやすくする。草のせいで小さいものしか出来ないのだと思う。他に何か原因があるのだろうか。酸性土壌がいけないのか、乾くことがいけないのか。一部、クン炭を漉き込んで見て比較する。
大麦はやっぱり少しだけ作ることにした。麦茶はのみたい。6条大麦が良いだろう。自然に出た大麦の自家採取を続けていたのだが、何故か今年は無い。野口種苗のホームページから注文した。1800粒で100ml、300円送料が別で430円と言う事だった。長野県のnihon tanecenterと書かれている。これで5坪程度に蒔けると記載がある。つまり、5キロは採れるという事に成る。充分な量だ。思い出したので書いておけば、今年の家の脇の田んぼの収量は31キロだった。イノシシにやられたのだが、不思議と丁度2つの田んぼの種籾分だけ残った。大麦種はすぐ送られてきた。見ているだけで嬉しい。追肥をいつすると良いのかを良く観察したい。今年は踏み込み温床を草とソバカスで作リ始めている。畑にも稲藁堆肥は作った。落ち葉を集めるのが、気分的にやる気に成れないので、草を集めて堆肥にしている。
昨日の自給作業:キュウリ棚を片づけてそら豆の播種1時間 累計時間:57時間