南瓜の収穫

   

南瓜の片づけをした。南瓜は3坪ほどの場所に10本ぐらい生えていた。特別に栽培したと言うより、草にまぎれながら、屋根の上、木に絡んで、アチコチへ伸び放題に伸びていた。毎年こうした手を全くかけないやり方で、南瓜はうまく行く。貴重なありがたい作物だ。40個ほどの収穫だった。例年通りというところだ。今年はこれと同じやり方で、姫冬瓜をやっているが、こちらは先日ひとつ食べたが、少し早いようで苦味が残っていた。これから先の収穫になる。こうしたつる性の作物は、屋根やら鶏小屋のネットに伸びたものは、日よけになって夏の暑さしのぎにはもってこいだ。良く栽培法には、幾つ目の分枝を残して、2本仕立てにし、何番目の実を残す。などと素晴しい栽培法があるようだが、全く気にかけない。伸び放題。実も付け放題。だから、食べておいしいこともあれば、実にまずい事もある。まずければ、鶏のおやつになるので、別段困らない。

保存しておいて、冬至までは食べるのだが、量が食べれるものではないので、良さそうな物を選んで取っておくことになる。南瓜は良く生ごみの埋め穴から、自然に生えてくる。種が腐敗に相当強いものなのだろう。そんな素性のわからない苗も、案外立派に育つ事がある。自給には素晴しい作物だ。以前は鶏の飼料用にに相当量栽培していたが、毎日1個は与える事にしても、鶏小屋の周辺の斜面に這わせておくだけで、後は鶏小屋の屋根にでも伸びてれば、いいのだから有難い作物だ。その頃は次郎南瓜とか言う多産の南瓜をやったが、べつに今とたいした変わりはない。夏働けない者には、夏草に負けしない作物は、貴重だ。そう、作物の葉で地表を覆って、草を出さないと言うのがベストだが。来年はその辺をもっと研究したい。

狭い面積で、手間をかけずに栽培するには、立体的に栽培する。これがひとつの方法だろう。胡瓜やインゲン、トマトと棚作りに出来る作物は沢山ある。しっかりした棚を常設してしまう事も合理的なようだ。2畝分を棚造り用にしようと考えている。高さと巾と価格、この検討をしているが、なかなか結論が出ない。市販セットである、キュウリパイプでいいようなものだが、もう少し、ゆっくり作業できるスペースが、内側に欲しい。四角い、大きなトンネルと言うようなものがいい。そうなると特注になり高くなる。それなら直管を直角なジョイントで繋ぐ方がいいのか。30センチは埋め込むとして、2メートル30の直管と180の直管が必要。この冬にはこれも作りたい。

やっと動ける気温になった。遅れていた農作業も、順番に片付けている。ともかく草の再生が、急に鈍くなったので助かる。先日蒔いた、自家採種の下総カブも一斉に芽生えている。斜面はまだ草が刈ってないので、ここも早く刈って、種を追い蒔きし、冬の間の緑餌を作らないといけない。この秋には小麦も蒔く予定だ。山北に居たころは毎年作っていたが、しばらく作らなかった。スズメに食べられるのが、心理的に嫌だった。ネットでカバーするといっても、限界がある。田んぼの裏作に作っていたので、作業や特に頭の中が煩雑になると言う事もあった。今年は田んぼとは別に、畑のほうに作る予定。そうなると、常設のパイプの位置が、難しい。やはり畑の隅のほうがいいのか。今までの畝とは直角になる南北タイプに隣との境の様な形で、棚パイプを立てる考えもある。麦を作る場所は後々のこと考えた上にやらないとならない。

昨日の自給作業:カボチャの収穫や、苗の植え付け。2時間 累計時間19時間

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