猛暑災害緊急対応を

   

埼玉県熊谷市で午後2時23分、観測史上最高の41.1度を記録した。岐阜県多治見市で40.7度を観測した今月18日以降、23日までに全国で熱中症とみられる症状で亡くなったのは、少なくとも30都府県で94人に上った。

暑いというようなレベルではない。死の危険がある熱さである。あの西日本豪雨災害とほとんど変わらないような状態である。申し訳ない気分で冷房の中に避難している。田んぼや畑の作業は当然熱さに対する覚悟が必要である。早朝の作業に限る。30分ごとの休憩が必要である。いつものやり方が危なくなっている。年寄りには相当に危険だと思わなくてはならない。年齢に従って熱さというものに鈍感になっている。この暑さでさえ暑いとは思うが、昔ほどではない。明らかに体感的に鈍くなっているのだろう。久野舟原は小田原では涼しい地域である。しかし、我が家の部屋の中でも、7月24日朝3時20分で29度ある。窓は開けてあるのだが、涼しいとまでは行かない。すぐに30度になるだろう。過去にないような高温状態である。田んぼはかけ流しにしている。そうでなければ夜でも水が冷えない。久野でも高温障害という事が起きるかもしれない。小田原でも酒匂川水系では間違いなく高温対策をしなければ、何か障害が予測される。

子供のころ涼しい場所で育った。山の中の標高350メートルある場所だ。夏でもめったに30度は越えなかった。ここで育ったので、汗をかかない身体になってしまった。汗腺が発達する肝心の子供のころに汗をかかないと、汗をかかない身体になるらしい。高校生の時の陸上部の夏練習ですら汗をかかなかった。身体が濡れないまま塩を吹いた。大学生の時に登山を良くしたのだが、みんなが汗でびしょびしょになっているのに、ほとんど汗をかけなかった。替えの下着が要らないので良かったが、体にとても良くない事だった。新陳代謝が良くないという事になる。熱が身体の中にこもる。良い面では汗臭いという事がなかった。今は汗臭い人間に成れた。それはサウナで体質改善がなされて、汗をかく体質になったからだ。サウナで汗腺の機能が改善したようだ。歳をとってからでも、汗をかく能力は鍛えれるようだ。

この高温状態は8月も続くとみなければならない。というか、もうこのくらいが平年並みになるのだろう。石垣は関東地方よりも涼しい。天気予報で毎日確認しているのだが、沖縄は全国でも北海道、東北に次いで気温の低い日が多い。さらに那覇より石垣の方が涼しい日も多い気がする。南に行くほど涼しいというのは少々変に感ずるが、海の影響を受けて涼しいのだろう。気象台の場所次第という事もある。石垣に避暑に行くというおかしな状態である。アメリカの内陸部では50度を記録したというから、熱波はもう災害と考えた方がいい。40度を超えた地域は熱波危険地域という覚悟がいる。熱波災害地域指定が必要である。こうなると巨大台風が関東を襲うと考えた方がいい。遠からず豪雨災害も関東地方にも起こるだろう。備えあれば患いなしだ。東京に豪雨災害が起こると56万人が被害を受けると予想されている。もう誰もが危険な場所に暮らしいる覚悟が必要である。危険な場所に暮らしているのが問題だと、言った人がいるが、それならもう日本から出てゆくほかない。

雨が降らない。川の水が減少してきた。田んぼは出来る限り水を入れた方がいい。畑の乾燥がかなり進んだ。毎朝、ニンジンに水やりを続けている。1㎡に5リットルくらいやる。それでも昼間に行くとすっかり乾いている。それでも夕方にやったものは翌朝にも効果を上げている。一雨は当分期待できない。もうしばらくはニンジンの水やりは欠かせない。この後小田原の畑では水は足りなくなると考えている。まだ、私の家では湧き水から水が湧いている。8月に入り、この水が止まれば、いよいよ危険水域に入る。土壌自体が乾いたという事になる。植物が乾燥で枯れるほどになる。暑いから、乾燥が早い。我田引水ではないが、川の水を堰き止めるほかなくなる。

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