タマネギの保存方法

   

大・中・小で平均が246グラム。小さいやつが保存用。(ソニックとネオアース)

今年はタマネギが365個は確保できた。これで一年分である。タマネギとジャガイモは長期保存ができる。私は一年間保存して食べている。タマネギ栽培はあまり上手ではないが、保存の方法は上手く行っている。それは小さなタマネギの方が保存がきくという事だ。保存と栽培は繋がっていて、出来の悪い硬い小さなタマネギほど保存がきくのだ。だから、私は保存用のタマネギ栽培を目指してきたと冗談で話している。何しろ25年間毎年作ってきて、保存用と言うしかないほど小さい玉ねぎしかできなかった。保存用なら聞いてくれと言いたいほどのヘタだ。今年も実は種から作ったタマネギは全て保存向きである。うまく出来ずに小さいままである。苗を作るのが難しい。来年こそ苗を頑張りたいと思っている。保存方法の事だった。

 
 

家の北側の石垣の下。屋根はある。風通しは良い方である。タマネギはこのように積んである。

良くできたの人にもだいぶ差し上げたので、かなり減った。それでも365個はある。保存に向くのは晩生の品種で、ネオアースの方が良い。他にも良いのはあるのだろうが、いろいろ作ったことがないのでわからない。いずれにしても大きいものから食べて、小さいものを保存用に残してゆく。収穫したらビニールハウスに1,2週間は置いておく。畑に広げておいてもいいのだが、雨の多いい季節なので、ハウスに取り込んでおいた方が確実に乾燥する。ここで良く乾燥させることが保存をよくするコツのようだ。保存するためには、まず根を切る。茎は上から15センチほど残して切り落とす。根を切るのは根があると水分を吸ってしまい、芽を出しやすいからである。頭を15cm残すのも芽が出ない為である。根と頭を切ったらば、風通しの良い、日陰に置く。農家の北側の軒下に、紐で縛って吊るしてある。私の家では苗箱に入れて、棚に並べておく。一日1個ぐらい用意しておくと、2人分で一年でちょうど食べ終わる。最後には小さいものばかりになるが、充分タマネギとして1年間美味しく食べることができる。

栽培は今年はタマネギの会で作ったものが一番よくできた。最初はどうなるかというほど生育が悪く見えたが、後半ぐんぐん太った。それは信じられないほど最後の最後で大きくなったという感じだった。葉が完全に枯れるまで成長しているようだ。引き抜いてみると、葉は刈れていても根は生き生きしている。ネギ坊主さえ出なければそのまま置いておく方が良いようだ。畑の場所を極端に選ぶことを実感した。場所によって出来がまるで違う。玉ねぎは田んぼのような土壌の方が好きなようだ。浸透性の良い畑向きの土壌ではあまりよくはならない。土があまり乾くのが良くないのかもしれない。草を出さないという事は、決定的なことのようで、それはドジョウの根の状態に影響があるという事もあるが、どうも日当たりが悪いと余計に良くないようだ。またタマネギ同士がくっつきあうほどの密植でも問題はないようだ。苗作りが重要ですんなり大きくできた苗でやるのが重要なようだ。本に良くある良い苗の基準、鉛筆ぐらいの太さというより大きいくらいの方が良い結果が出た。

 

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