見学希望者に
笹村農鶏園には時々研修の方が見えます。以下の条件で受け入れています。
1、毎週火曜日の午後研修のための見学を受け入れています。
2、一緒に作業をしてもらいます。
3、養鶏、あるいは自給的農業をやりたいと考える人限定です。
4、笹村農鶏園の生産物を購入している人の見学は、いつでも自由です。
5、無料です。
〇見学を行う事は、社会的義務だと考えています。多くの人から教わり、見せていただき、今の技術を培ったのです。不充分な技術ではありますが。次にやろうと考える人に全てを公開して、参考にしてもらう、必要があると考えています。遠慮する必要はまったくありません。ただし、時間を限定しているのは、それ以外の日に受け入れることは、なかなか難しい事情があるからです。「いついつ行きたいのですが。」と言ってくる人がいますが、こういう態度では学べません。学ぶと言う事は、学ばせていただくと言う事です。こちらの都合に配慮できないようでは、研修に来た所でいい結果になりません。
〇作業をやる気で来てもらいます。ただ見ていたのでは、身につかないからです。手伝ってもらった方が、こちらも助かるからと言う事もあります。農作業は見ているのとやってみるのでは随分違います。水分量60%などとあっても、少しも分かりません。水を入れ、手で触って、この程度というのは、季節によってもかなり違うものです。少しでも作業をしながら、そういうところを覚えてもらいます。一緒に飼料集めに、工場等に行きます。そういうかかわりの感触が大切だと思っています。周囲と良いかかわりが持てない人には、自然養鶏は無理だと考えています。
〇研修のための見学とは、養鶏法を私から学ぶための人の見学です。学ぶと言う事は難しいもので、自然養鶏は総合的なものです。いいとこだけ都合よくとは行かないものです。時に私を指導に来たのかと思える人がいますが、あくまで、私から学ぼうと言う事です。その上下関係が嫌な人はお断りします。例えば、私の家に来る地図を要求する人がいます。住所で自分で工夫して来る。これも自然養鶏の条件だと考えています。自然養鶏は、毎日が新しい困難な事の解決です。私が伝えられるのは、工夫する基になる考え方です。後はその場に応じて、各自が創意工夫することです。
〇養鶏や自給農業を、やると言う気持ちがある人だけです。もちろんやっている人も歓迎です。一羽だけ飼ってみたい人、ベランダで自給したい人でも、大歓迎です。やれるかどうかは私には分かりませんので、相談にはならないと思います。また、やる気の無い興味本位の人と付き合って、教えている時間がないからです。この範囲は難しいのですが、遠慮は要りません。
〇無料です。お互い様だからです。全ては誰かから学んだ事です。伝えてゆくのは社会的義務です。手土産等の、配慮の必要はまったくありません。出来れば、見学代だと思って「発酵利用の自然養鶏」は読んでから来て下さい。それの方が話が分かりやすいです。図書館にもある場合もあります。ない場合は購入する価値はあると思っています。残念ながら小田原の図書館にはありません。
〇笹村農鶏園の生産物の購入者はいつでも自由です。自分の農場だからです。たまたま、私が変わりに担当して生産しているが、農場は食べている人のものだからです。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
何故、改めて見学の事を書いたかといえば、以上のような条件は、普通の事で、特別ではないと考えていた。しかし、理解できない人もいると言う事が分かった。社会の状況が変ってきていて、様々な人が現れてくる。書いておかないほうが悪いと言う事になる。