9月の農作業
田んぼは穂を垂れ始めている。田んぼには意外とスズメが来ない。何か不思議なくらいである。先日まで、いくらでもスズメのいた養鶏場にもいない。もちろんたまには見るが、燕と同じくらいでカラスより少ないくらいある。暑さでスズメがいないという事を言う人がいるが、どういう関連があるのだろう。何か生き物の世界で異変が起きていなければいいのだが。スズメがいない分、イノシシがやたら出ている。舟原田んぼでは、28日にイノシシが上の下田さんの所に入った。急いで対策と思い、罠の猟の許可を役所にもらいに行った。何やら色々言われたので、面倒になったので、止めた。どうせ私の罠で捕まるようなものではない。農協に相談に行ったら、昨日荻窪で小さい奴を捕まえたが、埋めてしまうと言われた。さっそく連絡をお願いした。イノシシの皮をつるしておくと、来ない。これは確かなことだ。紐を張るというような一つでもいい。イノシシというやつは、とても用心深い奴で、変化に対してしばらくは用心する。特に同類の死体には恐怖があるらしい。
家に帰ると、農協の人がイノシシを積んですぐ来てくれた。今年は麦もやられるし、田んぼも又やられたのかとがっくり来ていたので、農協の人の親切でやる気が出てきた。田んぼでイノシシを解体して、臭いを強く出した。ともかくいつも来る所にひもで縛りつけて、つるした。ところが29日の朝欠ノ上田んぼを見に行くと、何とこちらにもイノシシが入った跡がある。そう大きな奴ではないようだが、うろうろ歩きまわった筋が田んぼに出来ている。対策をしなければ、必ず明日は被害になるだろう。トタン2枚で入った辺りに塀を作る。人が通れるように、移動式にする。又、皮をもらって吊るすつもりだ。それまでは犬の毛位で、何とかしのごう。床屋さんから髪の毛をもらいすぐ置いた。しかし、30日には、少し倒された位だが又入っていた。やはり、イノシシの皮が必要である。
スズメも少ないとはいえ、隣の田んぼについに来た。どこから湧いて出たのか、不思議なものである。早速、案山子を設置する。このタイミングが重要。田んぼにくっついてしまえば、えさ場になってしまえば、どういう手を打ってももうスズメは逃げない。案山子はできる限りリアルなものが良い。動くようなものがいい。それでも効果は短い。イノシシもそうで、最初のタイミングで入りたくなる気持ちを削げば、何とかなる、9月初めがイノシシとスズメの勝負のタイミングだと思う。麦の場合、稲の苗作りと重なるので、つい注意が散漫になり、イノシシに全部がやられた。畑は夏野菜はまだ続いて取れている。この暑さとカメムシに取りつかれて、良いものは出来ではないが、少しづつ取れている。後から植えた、キュウリやかぼちゃは雨のない中、それなりに成長している。9月となれば、タマネギの苗だ。毎年失敗しているので今年こそと思う。
キャベツの苗は大分出来てきているが、こんな天気の間は畑に降ろせない。少しの雨の前に植えたキュウリとかぼちゃは無事成長している。これだけの水不足でまだ実は付けないが、案外成長している。畑に作った新しい田んぼは良い。畝取りを越えたできである。20本以上の大きな穂をつけている。田畑輪作は草も出ないし、可能性が高い。このまま来年続けてどうなるかであろう。ここの水は一貫して入水口では16度ない。それでも立派な穂をつけている。どうも水温より、気温日照である。また、この田んぼでは、稲がとてもきれいに出来ている。粒張りも良さそうだ。最後の田植えで、他より2週間遅れて植えている。欠ノ上の田んぼでは病気が出ているので、このお米を種籾にしたら良いかとも思う。生ごみクラブでは、ブロッコリーを2株コンクール用に配布された。これを良くっ出来た堆肥だけで栽培してみたい。