夏の畑

   

田んぼはやることがない。今干しているが、水の駆け引きもないから、稲の変化を見に行くだけで、大して面白くない。少しづつ太くなり、茎数が増えている程度。まして、今年は干しに入ってから雨続き。梅雨末期の豪雨である。梅雨明けとかもう信じる方が間違っている。そうした昔の季節感を残していると、大間違いをやらかす。全く油断していなかった。大雨が来ないで、梅雨が明けるわけがない。そう思うことにしている。今朝は累計雨量で50ミリを超えた。こんな状態だから、日曜から、5日目経って土にひびすら入らないから、つまらないまま、今日は再度水を入れる。8月の良いタイミングでもう一度干すつもりでいる。そこで草刈でもやれば良いのだが、これが雨で斜面は危ないので、続けては出来ない。雨を眺めている。蓮池にどれだけ水がたまるかが、楽しみだ。屋根の水は全て池に流れこむ。池には蓮と稲があるが、美しく成長している。

池を眺めながら考えるのは、夏の畑の事だ。先日の松本さんの勉強会で、農家は畑を片付ける。と言う事で、秋冬を見据えた、農作業を教えていただいた。その成果を出したい。種を先ず買いに行った。そして育苗トレーも10個買ってきた。この春成功したので、苗は育苗トレーで作る事にしたのだ。そこで、雨背を見ては畑に出る。「サクサク王子」を蒔いた。サクサク王子は蔓なしインゲンである。味がとてもいいそうだ。インゲンはああ見えて、とても味が違うものだ。上手いとカラシ醤油で、どんぶり一杯食べる。この命名からして、多分若取りして繊維分がないのではないか。インゲンはこのところ自家採種していたので、王子さんは初めて作る。種を育苗箱に蒔いて、雨ざらしでいいか。大抵は問題ない。雨は水に酸素が混ざっているから、腐ると言う事はない。ずぅーと濡れているが、元気に大豆は成長している。

トオモロコシも8月1日に蒔く予定だ。早いのと、遅いのを2通りやる。早いのは今頃まで食べ続ける。毎食でも良いぐらいウマイ。その畝を3列準備した。200粒蒔く。4こづつ食べて、10月ごろ50回か。トラタヌ計画。トウモロコシは充分に発酵の進んだ鶏糞を入れる。畝底に撒いて土と馴染ませておく。2週間したら種が撒ける。8月に照準を合わせて、キャベツ、カボチャ、キュウリ、ハクサイ、の苗作り。トレーも買ったし、後は用土だ。山土は充分貰ってある。クンタンとピートモスを混ぜる。ピートモスは心苦しい。お許し下さい。実はクンタンも買ってきた。中国製50リットル695円。重ね重ね、お許し下さい。用土は種を蒔くタイミングで、作る。作り置きは良いことがない。育苗トレーが何故いいのか。水遣りにムラが出来ない。移動が楽。根の延びがいい。要するにベターを狙うぐうたら向き。

今年は、太陽消毒を試みる。これはそらやさんに教えていただいた。種を蒔くあたりの畑に、肥料分を入れて、耕して、雨に打たせる。その後透明ビニールで覆う。1ヶ月経った所で種を蒔く。蒔いた種の植えには、上手く柔らかな草などで覆う。これで、ネギや人参のくさがだいぶ抑えられるそうだ。太陽消毒と言うより、地表部分の雑草の種対策。いつも草にやられて、ろくに人参ができない。細かく草をとるというようなことが出来ないのだ。草を摘まむ、タイミングをいつも逃す。まだいいと、もう駄目だ。の繰り返し。夏の暑さを上手く使うのが面白い。ネギ苗も当然作れない。タマネギは今年は苗がある程度は出来たが、長ネギが駄目だ。長ネギも苗を買う事になる。そろそろである。こうして中半端である事を気にしないでいないと、続きやしない。

昨日の自給作業:畝たて、種蒔き2時間 累計時間:26時間

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