国家予算

   

平成20年度一般会計予算における歳出は約83兆円です。このうち、国債の元利払いにあてられる費用(国債費)と社会保障関係費と地方交付税交付金等で、歳出全体の3分の2以上を占めています。

財務省のホームページはこう始まっています。しかし、あまりの巨額な上に、特別会計と言う、複雑な形の会計が加わるようになっているので、どうも実態が良く見えてこないのが、国家予算である。借金がすごいと言う事は誰でも知っている。財務省が全てを見えにくくしているのは、あまり健全でない会計で、恥ずかしいからだろう。国債費と呼ばれる借金返済と地方交付税は、別枠で考えるのは、財政上当然の事だが、これに、社会保障関係費をするっと、並んで書いてしまう心理の裏に、社会保障はいいことだから、この言葉で緩和しておこうと言う気持ちが見て取れる。

20年度の一般歳出は62,6兆円(地方に廻すのを抜くと47兆円)社会保障費21,7兆。公共事業費6,7兆。文教等5,3兆。防衛4,7兆。その他8,6兆。となっている。歳入の方は57,7兆円。所得税16,2兆。消費税10,6兆。法人税16,7兆。その他9,8兆。5兆円の不足が見える。あらゆる歳出を削って、この借金体質を止める。国債と言う借金については、別にして、この現実の5兆円と言う、毎年の使いすぎについては、必ず、2,3年で失くす。こう国際公約した。それで、日本の信用も徐々に回復して来た。所が、最近財務省はその公約が不可能だと、おととい苦しい説明した。増えるはずの税収は増えないし。支出の切り詰めも出来ないと。こうギブアップ宣言をした。こんな馬鹿げた事はあってはならないだろう。誰が考えても、使うものを減らす以外ない。社会保障費を減らすと言う事が、どう言う事になるか。老齢化時代自然増だけでも、大変巨額になる。

唯一の方法は、借金がなくなるまで、公共事業を止めるしかない。借金をしてまで、公共事業をやることはない。これが基本だろう。収入の何10倍も借金していて、さらに家を建て直す必要はない。それでも家を建て直す理由は、土建国家維持のためである。自転車操業だ。公共事業が地場産業という不思議な地域が、日本の多くの地域である。公共事業を引っ張ってくるのが、良い政治家の姿となっている。耐震性が問題があろうと、学校だって建て直せない。自分の住んでいる家を考えれば良く分かる。耐震性が完璧な家に住んでいる人の方が少数派だ。それだって仕方がない。覚悟を決めるだけだ。これはタダだ。覚悟さえ決めれば、お金は要らない。道路が無ければ、地方経済が活性化しない。人気者の東国原知事は叫んでいたが。そんな地方活性だけなら、元きた道だ。

自分の廻りにある、無駄な建物、道路を上げれば切りがない。小田原では、一番広い、255と言う幹線国道に平行してもう一本道路を作っている。農地を壊し、家を壊し、工業団地誘致が主目的だろう。今更本当にいらない。無駄な公共事業の典型例だ。諏訪の原公園と言う馬鹿げた、自然破壊をしながら、広大な公園も作っている。以前は豊かな農地と、自然林のある素晴しいのどかな場所だった。借金をしてまで、馬鹿げた人工的な都市公園を作らなくてはならないのか。後の管理費だって莫大なものになる。どうしてもやりたいなら、里地里山公園のはずだろう。借金してまで、何故こんな公共事業をし続けなければならないのか。たぶんこの公共事業を仕事にしている、多くの国民の為にだろう。何という悪い循環にはまっているか。さらに借金をしてまで、公共事業をしろ。地方を活性化しろ。こうまくし立てる衆議院議員が増えてきた。選挙も近く、これが票になるからだ。今回は、分かりにくくなるので、特別会計には触れなかったが、これは次回。

昨日の自給作業:畑の肥料振り1時間 累計時間:22時間

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