公共事業の是非

   

国家予算の事など、基礎知識もないし、数字にも弱い方です。しかし、ずぶの素人が、無知承知で発言してゆくべきことだと考えています。「公共事業を削減すると、建設業に勤める多くの労働者が失業します。」もしこれが公共事業を削減できない、理由だとすれば。公共事業はすぐにでも止めたほうがいいでしょう。何故なら、労働者の失業対策の為に、足りない税金を廻しているとしたら、早晩国の財政が崩壊するからです。崩壊してしまえば、もう仕事どころではありません。そういう瀬戸際に来ています。昨日も書いたように、地場産業が公共事業というような地方が幾らでもあります。公共事業があるから、やっと生活が成り立っている。公共事業以外に仕事がない。そういう、膨れ上がった状態にこの国をしたのが、公共事業をばら蒔いてゆく、この国の一時しのぎの運営法だったと思います。仕事がない、特に地方に仕事がない。それなら、公共事業など当てにせず、仕事を創出するの本道だと思いますが、いかがでしょうか。これから、この国はさらに困難な状況に向かうと思っています。

「国債費、社会保障費、地方交付税交付金の3つは、国にとって、いわゆる義務的経費、つまり削減することのできない経費なのです。」良く分かりました。ありがとうございます。言われて見れば、そんな説明を聞いた事がありました。と言う事は、他のものは削減可能な、経費と言う事でしょうか。政府は社会保障費を2200億円抑制する方針と主張している。何故削減できないものを、削減するのだろうか。社会保障費の中に義務的経費部分が多い。と言う意味だろうか。それなら、あえて国債費や地方交付税と並列する必要があるのだろうか。義務的経費を抑制してまで、着工を待つことが出来ない公共事業は少ないと思うが。災害対策的補修は最小限必要でしょうが。

東国原知事は道路特定財源の維持を何度も言われていた。地方行政の代表の形で、主張されていたはずです。ひも付きでない財源を主張されるなら、道路特定財源こそ紐付きそのものではないでしょうか。要らない道路を作る根拠になってきたものだと思います。離れた所の状況は知らないが、近くでは、国道255号に平行して、もう一本道路を作っている。東名高速道路に平行して、もう一本高速道路を作っている。全く緊急を要しない道路です。緊急性がないだけでなく、残されたわずかな良好な自然環境を破壊してゆく道路です。何処にでも自分の周りに、緊急性のない道路建設があるはずです。地方には生活には不急な道路作りは、本当にないといえるのでしょうか。たまに行くと、何故こんな道路が、と思うことがあります。神奈川県でも足柄地域は決して中央集権で恵まれたとは、言えない地域です。

中央集権で恵まれると言う意味が、大企業の本社がある。国、県の行政機関がある。と言うような意味だとすると、足柄地域は、神奈川県と言う都会枠で一くくりにされる。「お金と権力が自然と集中する。」と言うような先入観で見られます。その意味で却って不利条件地域です。恵まれているのだから、予算は要らない。神奈川なのだから、農家の補助金は当然要らない。そう一律に見られています。もちろん全国見て歩いて、最高の場所だから、選択した日本で一番暮しよい土地です。通勤圏と言う点が恵まれています。東京まで少し遠い行けど、環境がいいから足柄に暮らす。という選択は大いにあります。宮崎県とまでは行かないかもしれませんが、足柄はまだ自然に恵まれた地域です。こちらでも昨年は、西湘バイバスが崩壊。酒匂川にかかる十文字橋が落下。確かに緊急的に補修は必要です。財政が健全化するまで、(これもプライマリーバランスとか言う分かりにくい言葉に変えてある。)公共事業は緊急対策だけ。新たな建設は凍結これしか道がないと思うのですが。

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