気象の変化

   

 気象庁のアメダスではとらえきれないような降雨量のばらつきが、狭い地域に存在することが、民間の気象予報会社「ウェザーニューズ」(東京都港区)のボランティア調査で分かった。同社は「局地的な豪雨がここ30年間で2~3倍に増えており、注意が必要ではないか」と話している。
昨日も随分の雨が降った。田植え以来始めての雨で、畦が心配で雨の中直しに行った。何とか収まりそうだったので、今回は良かったが、たぶん大雨の時に崩れるところが出そうだ。排水経路を工夫しないといけない。最近の雨はどうも様子が違う。気象が荒いという印象がある。風が一番変わった。突風というか、竜巻と言うか、思わぬ方向から風が来て、今までではありえない形で、大木が倒れたりしている。機械小屋のビニールハウスも2年前の冬に思わぬ方向の風に飛ばされた。後ろの山側からの、揺り戻しのような不思議な角度の風にやられた。

昨日のすごい雨のなか、国府津から尋ねてくれた人が、向こうは降ってないよ。と驚いていた。先日の田植えの日も、大磯では降っていないと言っていた。夕立のようなすごく強い雨が、季節を問わず降る。それがまた偏在する。気温についても、荒さと変化が極端な気がする。いつと比較して、と言うより、ここ10年位のこうした傾向の強まりだ。冬の暖かさにも驚いたが、4月の寒の戻りにも困った。種を蒔いて駄目にした苗がいくつもあった。苗が不調だったので、畑もテンデンバラバラの感がある。稲の苗も今年は小さい。出来も良くなかった。苗半作というから、この先少し不安だ。

その雨の中、蓮田の代かきをした。去年もそうだったが、梅雨が始まるころ、雨に併せて代掻きをする。屋根の水を集めて、作る蓮池だから、雨の日でないとまずい。しかし、きょうねんは半日はかかったものが、何と1時間で出来てしまった。もう少し整備すればいいから、一度作ってしまえば、後は対して手がかからないことが分かった。その分深く代かきをした。少しは水持ちが良くなるだろう。耕盤がないから、水は全てしみこんでしまう。去年排水路に水が出たのは、3回だけだった。ともかくあの蓮のおいしさを思うと、又作りたくなる。掘るのが幾ら大変でも、少しは作りたく成る。売っている蓮とは全く別物になる。小さいけど、粘りがあり、ホクホクしている。蓮の味も随分濃厚になる。

3枚田んぼが連結していて、その排水は全て3枚目に集まる。しかもその三枚目の排水が、封鎖されている。どうも工事の残土を捨てられてしまい。排水路が潰されたようだ。そこで、道路のほうのよう壁の上部をはつって3センチ幅の水路が切ってあるのだが当然、これでははききれない。2反の水と言う事は、1時間雨量で、10ミリなら、20トンの水を排水できないといけない。これはたぶんお風呂の水を抜くくらいの速度だろう。これが30ミリの雨だと、もう大変なことになる。だから、今の3倍ぐらいの排水口はどうしても必要だ。そうしないと、下の畑に水が、乗っ越すことになる。今日にも雨瀬を見て、はつっておこう。

 - 身辺雑記