舟原田んぼ

      2016/08/10

今、田んぼは大忙し。昨日は苗採り。今日も苗採り。そして明日が田植え。おとといが代かき。初めての田んぼの水のやりとりは、難しい。どの程度の時間で水がたまるのか。又どこをどう水を回すのか。あらゆることが、手探りになる。3年作っていなかった田んぼだから、水漏れも当然ある。上の田んぼや、川からの水取り入れ状態の、水量も大きく影響する。やや落ち着いてきたが、やけに水の減水が少ない。どうも水がどこからか入り込んでいるようだ。この辺りは、1メートルぐらいの高低差で続く棚田だ。そのため、上の多の水が、思わぬところからでてくることもある。以前は全体が、田んぼだったと思うが、ところどころが、ミカンの畑になっている。これが中々曲者で、水が漏ると騒ぎになる。昨日も注意された。しかし、棚田の田んぼを転作した場合、代かきの間、時々水が漏れるのは、許容の範囲だと思うが、どうだろう。

土の質はそう悪くない気がする。十分の粘土分がある。むしろ立て浸透が足りないような感じだが、これは有機質不足の方が、深刻な感じだ。現状の土はそこそこだが、改善の余地ありと言う事か。田んぼが気になりだしたので、ひとまず見てくる。近いことはいい。5分もかからず見てきたが、上の2枚の水は引いていた。3枚目がいくらか残っている状態だ。線引きを10時30分から行うが、丁度いい土の状態に成りそうだ。何故水がなくなったか、これはまだ解明できないが、上の田の排水の状態が、影響してくると想像できるが、ともかく今のところはわからない。一年は田んぼを決め付けないで、あらゆることを観察するつもりだ。状況を早く把握すれば、やりやすくなる。

近所の皆さんの関心がまだ強い。何か作業を始めると、人が集まってくる。普段人が集まる事もないのだが、井戸端会議のいい場所に成っている。それだけに、見た目もそこそこにしなければならないので、チョト荷が重い。トラックターの操作は難しく、上手くできないのだが、何故か、近所の人は上手いもんだと褒めてくれる。私が動かせること自体がが、不調和なのかもしれない。もう20年も田んぼやっているんだ。と言いたいが、言わない。今日は8時30分から久野川の川掃除だ。以前は市長が挨拶に来たが、今日はどうだろう。この田植えの最中に、川掃除は日程がおかしい。確かに私が遅いのだが、以前は6月一杯は田植えをした。田植えが早まったのは、早めた人の問題で、川掃除まで早めることはあるまい。と言ってもこうした話し合いと言うのは全くない。

今年の田んぼは、蕎麦の糠と籾殻の抑草実験が一番のテーマだ。洗面器の実験では浮遊の状態がいい。表面を覆い、3日ぐらいは浮遊する。その後一定に土を覆うように沈む。撒くのも楽なようだ。上手く浮いているなら、時々少しづつ撒いたらどうだろう。そうすれば、水面を覆い草を抑える気がする。今までのところ、抑草の為の土作りは、予定通り行った。しかし、まだ土は良くはない。代かきは軽く行う予定のところが、始めての事もあり、ギャラリーが多いいこともあり、ついつい、丁寧にやりすぎた。これではコナギは出やすいのではないか。少し代かきも深くなった。雑草の繁茂の問題もあった。蕎麦に期待だ。蕎麦が、すばやくアンモニア化するというのも、初期分結には有効な気がしている。そう、団塊世代は、小麦の若者パン世代に対し。蕎麦打ち派なのだ。蕎麦で上手く行けば、なんかしっくりいくのだが。

 - 6月, 稲作, 農法(稲作)