舟原田んぼの田植え

      2016/08/10

昨夜来の豪雨で田んぼは水が一杯だった。今日田植えなのに、困った物だ。4時から水を抜き始めたが、6時までで、抜ききれるかどうか。排水もまだ要領がつかめない。結局、一番下の田は道路に水を抜くしかないので、これが実におかしな物で、困難。今のところは雨が止んでいるが、午前中は小雨は繰り返し来ると思わないとならないようだ。線引きを止めたことは正解だった。あの雨では、線はすっかり消えていたはずだ。そこにもう一度線を引けば、前の消え残った線との混乱で、滅茶苦茶に成っていたはずだ。今日は7時ごろから線を引き始めることにする。当然全部は引けないけれど、引けたところから、田植えを始める予定だ。もう皆慣れているので、そう混乱はないはずだ。土の状態が、引ける固さがあるかも心配だ。これもやって見なければ分からない。

昨夜は降り始めの雨を心配しながら、南足柄9条の会の映画上映会に行った。「日本の青空」と言う、日本憲法制定の話だった。確かに、アメリカの押し付けであったと言う、話が強調されて、まるで日本に自主憲法制定の動きがなかったように、決め付けてしまうのは、話半分だ。新憲法案は随分の数、提案された。その中に、鈴木安蔵、高野岩三郎、森戸辰男、室伏高信、岩淵辰雄、杉森孝次郎などの「憲法研究会」があった。その案はGHQでも評価されている記録があり、現憲法に反映している。この映画は小田原9条の会でも上映が予定されている。田植えの前日に無理かなと思ったが、幸い苗取りが早く終わり、見に行けた。疲れて寝てしまうのじゃないかと心配したが、気分の良い映画で、疲れがとれて帰る事ができた。

会場は南足柄の文化会館小ホールだ、ここでの集まりが多く。ここは便利でいい会場だ。大きさも丁度いいし、何しろ駐車場に心配がない。広域農道を行くと、小田原の市民会館より早く行ける。普通の物が普通にあるのは幸せな事だ。小田原の奇妙奇天烈な、市民会館は市民無視の進め方が、これほどひどいことになる。最悪の見本に成りそうだ。そうその文化会館を出ようとすると、すごい雨だ。驚くほどの雨だ。田んぼに駆けつけるしかない。帰りに今度出来た釜飯屋に入る予定が、それどころの雨でない。慌てた。慌てても、急げる様な雨じゃない。雨の中、ずぶ濡れになって、田んぼの水抜きだ。しかし、ここの田んぼは排水がない。どうなるのじゃ、そう思いながらも最善を尽くして、朝を待つ事にした。

幸い、事なきを得たが、今もまだ抜けきらないところだ。畦が崩れたりしなかったことは良かった。石積みがおかしなところもあるから、その補修もある。いずれも始めたの田んぼは心配だらけだ。しかし、今日は田植えにはいい日だ。雨もあるかもしれないが、温帯モンスーンアジアに暮す、日本人を実感する日だ。予定では、15人ぐらいになりそうなので、楽しい田植えになるに違いない。

 - 6月, 稲作, 農法(稲作)