上原公子「市民が主人公」のまちづくり
2月4日2時から国立市長上原公子氏の講演会を行います。小田原市中央公民館大ホールです。託児も出来ますので、是非お子さん連れで聞きに来てください。
上原公子氏の市長メッセージ
市民の知恵と不断の努力が、景観の美しいまちに仕上げていった市民自治のまちであることを、国立市民は誇りとして、その精神を大切にしています。
地方分権時代になり、改めて市民が主権者としてまちづくりにかかわることの必要性が問われています。市民があらゆる段階で、市政に自ら参画できるよう様々な工夫をしています
200人の「桜守」のボランティアの方々が、桜の樹勢回復をさせる環境活動をしています。一橋大学の学生と商店との空き店舗活用の「人間環境キーステーション」事業は、商店街を交流の場として地域を活性化させる共同事業として立ち上がりました。循環型社会を実現するための、都市農業を支える市民との連携も始まっています。
まちづくりという共同作業を通して、新たなコミュニティがあちこちに誕生しています。最も豊かなまちは、市民が手塩にかけて作り上げていく「市民自治」の息づくまちであり、まちづくりは、そうした人づくりでもあることを、多くの市民の力強い活動が実証しています。
こうした市長を持つ国立市民のしあわせを思う。私たちがどちらに進めばいいか。「市民自治」とは具体的にはどういったことなのか。この辺をしっかりお聞きしたいと思います。
自給自足で暮したいと考え、ひたすら平穏な日々を願い、一日一日を暮している。畑を作り、鶏を飼い、最小限の家を建て、絵を描いて、何の過不足もなく暮している。それだけでいいというのが、普通の事だ。願いだ。ところが、地域においては、自治会総連合なるものが、私達の意志として、とんでもない意見書を市議会に出す。県においては、ゴミ処理を広域化しろと市に命令してくる。国は、イラクに派兵をして、軍隊のある美しい国にしようという。
鳥インフルエンザが世界に蔓延している。この病気を、高病原性ウイルスに変異させたのは、工業的な大規模養鶏法だ。昨日も家畜保健所の人が尋ねてきた。はっきり言ってしまえば、ウインドレス養鶏にしなさい。それが出来ないなら止めなさい。こう言いに来ているのだ。ナイジェリアでもこの病気で死んだそうだ。
原爆と同じだ。俺は持っていいが、お前は持ってはいけない。お前は無謀で無知な独裁者だ。俺は民主的な理性ある大統領だ。俺は、知識も理性もあるから、鶏を飼う事が許される。どんなに大規模にやったとしても問題を起こさない。それなら、管理の不十分なアジアでこの方法が広がる事を止められるのか。経済効率だけなら、この工業的養鶏法が、アジア全域に広がるのは当然の事だ。
そして、高病原性にウイルスは変異した。これは第一歩だ。これから訳のわからない、手に負えない病気が繰り返し広がる。経済効率優先で行けばそう言う事になるのはことの必然だ。遺伝子組み換え技術などはその際たる物だ。その結果、ニューギニア高地で暮す人まで、鳥が飼えなくなる。アーぁ、黙っていられない。
普通の人が、日々を平穏に送る。これが大前提だ。人様に迷惑にならないように、できる限り循環的に暮す。当然の事だし、そこが大前提だ。
残念ながら、市民が普通に暮らす事が、どんどん出来なくなっている。どうしたらいい。