除草剤を使わない稲作り
2016/08/08
おらが田んぼでもできそうか。あなたにもできる無農薬有機栽培をめざしてその合い言葉は、「あなたの失敗は、わたしの肥やしです」
農家同士の相互交流(ネットワーク)のためのホームページ と銘打ってあります。「除草剤を使わない稲作り」のタイトルです。
このホームページは、井原基金」の援助をいただいて,運営されています.
「井原基金」とは,追悼集「井原死すともへの字は死せず」の出版の収支が黒字になったので,その剰余金を当てたものです.まだ少し残部あります(2006年7月26日現在4部)。
定価2000円のところ、1000円(ただし送料340円)でお送りします.
振り込み用紙同封で送りますので、本が着いたら、ご送金ください。申し込みは、メールでどうぞ。
世話人 山下正範 〒672-8002 兵庫県姫路市北原328ー4
TEL&FAX 0792-45-0576
メールアドレスは yamachan(アットマーク)vanilla.ocn.ne.jp
このホームページは形式に、すごいものがあります。農業をやられている方はご存知だと思いますが。是非一度見てみると参考になります。私も井原さんの本には随分お世話になり、そこから、このホームページに到りました。このホームページのすごいのは、メーリングリストと、微妙に使い分けられているのです。
メーリングリストのメールは全てが、山下さんという、驚異的に親切な方が、一度確認して、その上で皆さんに配ってくれるのです。更に整理され、それが記事となって、ホームページに掲載されるという手順になっている。だから、有機農業の稲作で、分からない事があれば、ここに行って調べるのがいい。加えて、解らなければ、質問をメールすれば、それは本気で答えてくれる。
しかもここに集まってきている人は、本当の百姓の人だ。広く田んぼをやられている人達だ。その実践的ノウハウはすばらしいものがある。ここでの知恵の寄せ合いの仕組みは、どの分野にも生かせる、庶民の研究所システムだと思う。山下さんが、イネミズゾウムシの油による防除のアイデアを様々に、提案されていたのは、発想の展開という意味で、大変参考になった。
当然というか、素人百姓の私の出る幕は無いのですが。読ませていただくばかりで、申し訳ないという気持ちもあり、先日今年の失敗を報告した。と言っても、原因がわからないので、失敗した訳で、要領の得ないものなので、恥ずかしいのですが。書いてみて、前後の様子もブログに書いてあるので、それも添えておいたら、何と、そこまで読んでくれて、原因の類推をしてくれた。お忙しい方々に迷惑をかけてはいけないと思いながら、尊くて、涙がこぼれてくる。
農業は面白い。百姓仕事は奥が深い。論理性も必要だが、理屈だけでは上手く行かない。感もいるし、観察力は肝心になる。その上に体力がなければ、実行できない。だから、オリンピック選手のように、人間業を越えた人も現れる。それが、人が生きる根源である、「食べるものを作る」という事なのだから、こたえられない面白さがある。勿論そうあってはいけないのだけれど。すごい農業者が神格化されるというのも肯けるところがある。
除草剤を使わない稲作り の仕組みを、農の会でも、ピースカフェでも、参考にしているが、まだまだ到らないところだ。