湯快爽快が止めるって

   

湯快爽快が止めて、マンションになるそうだ。最近起きた一番の悲しい出来事だ。まだ、がっかりが続いている。湯快爽快に行く事が、唯一と言ってもいい楽しみだった。このところの燃料費の上昇が、最終判断をさせたようだ。などと、湯船でも、サウナ室でもこの噂で持ちきりだった。この情報がデマだと好いなぁー。

一時スーパー銭湯などといわれた、共同浴場のことだ。関東一円に7店舗あるチェーン店のようだ。平日の回数券を買えば、380円で入浴できるというありがたさで、私の家では、家で使うのはほぼシャワーだけになった。さっぱりしたい時は、湯快爽快に出かけてゆく。このほうが、経済的にも、合理的だと思う。止めるとしてもこの間利用させてもらった事は深く感謝したい。

農業は毎日泥だらけになる。汗もかく。筋肉疲労も起こる。ゆっくりお風呂に入るのは、どうしても必要な事だ。湯快爽快に行ってさっぱりして、明日に備えることは、身体の調整から行っても、私には必要な事だ。10年前肋間神経痛をやってから、気を付けないと、再発しそうな恐れを感じてきた。

湯快爽快の様々な施設は、とても家の風呂に供えることのできるものではない。広いサウナ。5メートルはありそうな大量なお湯の落ち続ける、打たせ湯。すばらしい勢いのジェットバス。薬草露天風呂。水風呂。蒸し風呂。背中を暖める擬似岩盤浴施設。恐ろしいくて、入った事の無いのに、電気風呂というのもあった。在りそうな物は全部ある。

これだけの施設を稼動させて、どうして、380円でやって行けるのか不思議だった。みのやさんという梅干し屋さんがさかわは経営しているようだ。経済的には余裕がある会社なので、湯快爽快を運営していたと、何か事情通の人が説明してくれた。
このお風呂屋さんというのは、不思議なもので、江戸時代以来、地域の社交場だ。知らないもの同士が、結構話をする。鎧が取れるというか。裸の付き合いというか。とってもいいものだ。

日帰り温泉は足柄地域にも、散在する。山北の桜の湯は行政が経営。大井町 いこいの村あしがら、これも行政経営。小田原市 コロナの湯 、万葉の湯 、ヒルトン小田原リゾート&スパ 箱根町まで行くと、何十とある。地域の人が、ゆっくりとお風呂に入れる施設は、内湯が普及したからと言って、地域社会に必要なものだと思う。

久野に温泉があるといい。掘れば出るはずだ。登り切った箱根側の宮城野には出ているし、岩原から登った明星山標高640メートルでは、鉱泉は出たそうだ。大正時代までは、大雄山最乗寺の上の方に、温泉が出ていたという話を、僧侶だった祖父から聞いた。1億円あれば、ほれるというから、100万円で100人出資者を募り、末代の為にも、やって見れないだろうか。

久野は迷惑施設の集結地に成っている。焼却場の余熱が、共同浴場に使われるなら、迷惑施設の印象も大分変わるのではないだろうか。大井町や、山北ではやっているのだから、小田原でも行政主導で考えられないだろうか。

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