田植え

      2016/08/08

田植えが終了しました。坊所では開設以来初めてという、総勢28名でした。
2反に28名も居ると、実にお祭りに参加したように楽しい、田植えでした。早々と終わり、見事に植わった田んぼは、新しい世界が突然出現したようで、皆でしばらく見とれていました。

田植えが終わると、待っていたように豪雨が過ぎて行きます。向かいの川向こうの竹薮が、すっかり霞んで、温帯モンスーンの真っ只中に暮らす、一人を感じました。アジア全域で、まだこうした手植えが行われているはずです。あっという間に田んぼは水位を上げて、田植えの終わったばかりの苗が、頭だけを残し、気持ちよさそうに、していました。

私達が、様々な条件の中、こうした暮らしが許されている幸せをかみしめました。今年は2家族に不運があり、5家族の運営になりました。それで、急遽仲間に救援をお願いしました。皆さんが様々な形で、協力してくれて、何と田植えが28人集まるという、思ってもいなかった喜びに変わりました。この中で、メンバーになる人も加わりました。

初めて手植えの田植えに参加した人も、多数おられましたが、難なく並んで田植えが出来ました。出来る限り浅いアラ起こし、代掻きと努力した結果、足をとられる事無く、初めての人も歩けました。その場合、大量の菜の花がどんな状態になるかが、冬場からの不安でしたが、以外にも線引きにも影響せず。田植えにも影響しませんでした。

やってみなければわからない、うむがやすし。この後の土の変化、雑草の発生。毎日の観察が楽しみです。今年は菜の花の力の確認のため、米ぬかはまだ撒きません。雑草の発芽の兆候が見られたときには、急遽撒く事にしますが、今のところは、経過の観察で行きます。

今年は雑草のコナギの発生が、早いというのが仲間の田んぼからの報告です。代掻きが早かった人、水引が早かった人は、田植えの時にはコナギが見られたといっていました。苗代でも、コナギが大分出ていました。こんな事は今年が初めてのことでした。

ソロそろ田植えも最終版に成りましたが。毎年の緊急の苗調整も、今年は無事に行きそうです。既に、転がしに入らないといけないところもでてきています。今日は曽比の田んぼの転がし協力です。苗が動いてしまい、転がせないという事で、何が起きたのか。土がへんな発酵をしているのか。心配です。

 - 5月, 稲作, 苗作り, 農法(稲作)