小田原の農作業10日間

   


 舟原ため池 上の段の池に水がたまらなくなっている。冬には直したい。

 7月3日(金)
 小田原に到着が夕方5時30分だった。飛行機は割合空いていてた。直行便が復活したので、3時間で着く。羽田からはコロナに気を付けて、乗ったこともないグリーン車両に乗った。車両には私しかいなかったので大丈夫だ。費用には代えられない。

 着いて息をつく間もなく、田んぼや畑をを一通り見てあるいた。見ているだけで気持ちが上がる。さあいよいよ農作業が出来るぞという気分だ。農作業はやはり好きなんだとつくづく思う。まだ、何とか普通に作業できそうなので良かった。

 日曜日に種を播く大豆畑をまず見た。綺麗に耕運してあり、一安心。これなら当日雨が上がれば何とか播種できそうだ。然し天気予報は悪い、しかし九州のすごい雨を思えば、この程度で大変などとは申し訳なくて言えない。九州の農家さんもつらいだろう。苦労されていることだろう。

 田んぼに回ると、どうだろうか少し不安な面もある。色が少し浅いように見えた。夕方だからだろうか。6日に観察会をやるのでその時じっくりと見たい。

 7月4日(土)
 この日は田んぼの草取り、4番田んぼをとにかく取り切る。ここはどういう訳か、草がはびこるようになった。十分転がしてあるのに、草が出てくる。特に手前側が草がひどい。
 それでも久しぶりの草取りも楽しい。昔より草取りの速度は落ちたが、楽しんで続けられるようになった。根気が出てきた。余り疲れないでやれる。現在

 7月5日(日)
 雨がすぐにでも降りそうな空模様。ともかく急いで播種してしまう事になる。いつもは子供や、初めての参加者にも播種器で播いてもらうのだが、今回は慣れたものでどんどん進めてしまうことにする。雨が降り出せば、たちまち播けなくなるからだ。

 全部で2反5畝ぐらいの大豆畑である。それが、2か所に分かれていて、一か所が1反5畝ぐらいで傾斜地で畑は4段に分かれている。8時前に蒔き始めて、人が増えてきた9時には1反は播種が終わった。

 すぐ、舟原圃場に移る。3人一組で播種器を操作する。舟原はそば殻からそばが芽吹いていて、播きづらいところがあった。それでも10時半には播き終わった。播き終わったころに、雨が降り出す。急いでやってよかったよかった。

 そのころ諏訪の原でネットを張り終わった人たちが来て、舟原圃場もキラキラテープを張り巡らせる。11時過ぎにはすべての作業が終わった。こんなに早い播種は初めてのことだ。雨のつもりで、充分準備がしてあったからうまく行ったのだろう。

 7月6日(月)
 田んぼ観察会だ。久野にある、欠ノ上、子の神、舟原の3か所の田んぼを見て歩く。どういうところを見るかと言えば、以下の点である。再掲

 1、株の背丈 ーーーサトジマンで60㎝が基準。葉の幅は12ミリ。 
 2、分げつの数 ーーー1本植で10本以上、20本あっても悪くない。 
 3、株の堅さ ーーー株全体が手に一杯になる量あり、弾力が強いほど良い。
 4、土壌の深さーーー 田んぼに入り歩きにくいほど深くない方がいい。深い場合は、間断灌水で土を固めてゆく。 
 5、葉色ーーー濃すぎないこと。黄ばんでいないこと。周囲の雑草と同じくらいなら心配ない。田んぼ全体に色ムラがない方がいい。この後どんどん色を増してゆくが、どす黒い色でなければ心配ない。色が濃すぎる場合は、穂肥を控える。
 6、トロトロ層の厚さーーー 土を触って表面のふわふわなところがトロトロ層。これは微生物が作り出している。これが厚い方が良い。トロトロ層より下の深い層の土を取り、匂いを嗅ぎ確認。腐敗臭がしなければいい。 
 7、入水口と水尻の違いーーーこの時期に入水口が遅れているのはそれほど心配はない。生育の違いでその年の水管理の状態の良し悪し、水温などがわかる。
 8、泥のわきの具合ーーー 歩いて泡の出具合と泡の匂いを確認。
 9、コナギの状態ーーー 草があればとる。この時期より遅れると、草取りが大変になる。
 10、虫や病気の有無ーーー ツトムシ、ずい虫、幽霊病、イモチ、たいていの場合はそのままでも収まることが多い。その年の様子を記憶して、どの程度に広がるかがで、対策の有無が判断できる。

 夕方から、市役所で中山間地南舟原集落の事業の打ち合わせ。今度の担当の方は女性の方で、とてもしっかりした方で良かった。5年が経過して、新しい事業に変わった。農の会の久野の活動が、全体の活動の中で連携が取れることを期待している。

 7月7日(火)
 田んぼの草取り、5,6,7番田んぼ草取り。ここは手作業の田んぼ。機械でやりたいという人が多いらしい。農の会の自給の意味を考えれば、どこかに手作業の田んぼがなくてはならないと思っている。機械を使わなくとも、田んぼは出来るという実際の姿を残すことは大切なことだ。

 コロガシが充分に入っていて、草はほとんどなかった。手作業の田んぼの状態は他より良い。アラオコシが大変だから、機械でやりたいという気持ちはわかるが。農の会の、地場・旬・自給の意味を身体で感じる場所も必要だと思う。

 アラオコシもしないで、水を入れるだけで、田植えをするという事も検討してみよう。

 7月8日(水)
 田んぼの草取り、10番たんぼ。15番田んぼ。15番田んぼは急遽田んぼに戻した。とても状態が良い。レンゲを寸前に漉き込んだので、草が出ないのだと思う。青草を寸前に漉き込む農法は確かにある。

 7月9日(木)
 何をやったか忘れてしまった。多分この日は寝ていたのだろう。

 7月10日(金)
 午後、田んぼの草取り、2番田んぼの半分まで、

 7月11日(土)
 午前中、舟原ため池草刈り。午後カキツバタの手入れ、株分け。ため池は年々良い環境になってきた。昔のような良い雰囲気が再現されるように努力したい。冬には松を植えたいと思っている。

 溜池は上の池から、下の池にまだ水漏れが続いている。これも冬には工事が必要になっている。上の池にもう少し水がたまらなければカキツバタにも良くない。

 カキツバタは10株を2年前に植えた。一度目に購入した株は全部枯れた。そして、2度目の株を植えてなんとか、昨年は根付いて30株ほどになった。それが今年は150株ほどになっている。それをかなり広い面積に株分けをした。今度は一応水が来るようになったので、何とかなるかもしれない。

 夜は定例会。

 7月12日(日)
 午前中、和留沢林道草刈り。久しぶりにいろいろの方にお目にかかることができたが。余り密にならないように草刈りをする。朝、7時半から始めたので、10時半ごろには終わる。

 和留沢林道の草刈りももう10年くらいの参加になるのだろうか。今年も40人近い方が参加されていた。和留沢の方が半分くらいだろうか。和留沢集落は戦後開拓の入植地である。開拓75年ということになる。小田原では一番自然環境の良い集落である。

 小田原に移る時には和留沢に暮らしたかったのだが、家が探せなかった。昨日の様子では、新しく和留沢に住むようになった人も加わっているような感じがした。和留沢林道は舟原から、4キロほどの道である。今は車道になったけれど、入植当時は歩くだけの道だったそうだ。

 この道が和留沢で暮らす生命線なので、何としても管理は続けなければならない。自分たちでやるほかないことだ。例年、7月の第2週の日曜日が年一回の管理日なので、参加できる間は参加させてもらいたいと思っている。

 午後はマコモダケの抜き取り。3分の2まで取れたのだが、3分の1は取り切れなかった。午前中の草刈り疲労が残り、結構きつかった。もう少し昼寝をすればよかった。この日は久しぶりに暑かったこともある。

 7月13日(月)
 午前中、田んぼや畑をじっくり見て歩くつもり。午後石垣に向う。
 

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