石垣島の2月

   

へご栽培園

石垣に来て絵を描いている。暖かい。ちょうど良い22,3度というところだ。昨日は25度まで上がり、暑くて汗をながして絵を描いた。石垣は今がサトウキビの刈り取りと田植えの時期だ。道路の草刈りをしていた。冬でも草が伸びる。サトウキビが刈り取られて景色が遠くまで良く見える。田んぼは水の入れた田んぼと、粗起こしが終わった田んぼとあり、とても美しい。田んぼは田植時がおもしろいので、今度は2月に来ようと思っていた。身体が暖かさに慣れて、小田原に戻ると思うと緊張する。

 

今回はタントが借りられた。外にある手すりは橋である。

いつもの橋の上から、田んぼを描いている。宮良川があり、両側に農道がある。その続きに草地と田んぼとサトウキビがある。田んぼでは大きなトラックターが代掻きをしている。ここは何度描いてもひきつけられる。風景の中に変わった動きがある。これが描ければ面白いと思って、何度も描いている。10枚は越えてここを描いたかと思う。

 

遠くは海がわずかに見える。この地平線の様子がいい。空は意外に平凡だ。写真ではよくわからないのだが、畑の土が赤い。これがまたいい。絵を描いていると野良仕事の人が必ず現れる。この働く様子がまたいい。すごい働き者だ。

 

筆とパレットである。

石垣で6枚描いた。なぜか描きつづけてしまう。こういう何かに取りつかれれたように絵が描ける時間が貰えたことがうれしい。だからついつい石垣に絵を描きに来るのかもしれない。石垣に来るということが、自分の中の絵を描く何かを引き起こす。今回神様の宿るような田んぼを見つけた。名蔵から、平良へ抜ける途中だ。荒起こしの後に水を入れ始めたところだった。奥に松があるのだが、この松が神々しい。田んぼを守っているようだ。まだまだ描き足りない。きっと古い時代から田んぼをしていたと思う。もしかしたら、紀元前から田んぼがあったかもしれない。そんな気がする田んぼである。そういえば、子供のころ山梨にもこういう特別な田んぼがあった記憶がある。

 

 - 水彩画