2月の自給作業

   

あしがら農の会のみそ造りーー豆を洗う前日の作業

1月29日に味噌の仕込みを行った。いつものように農の会のみんなで大釜で、大豆を煮た。この眼の前の畑で作った大豆を、その畑のある場所で煮たわけだ。今年は初めて農の会の機械小屋で作った。大釜を移動するのが大変だし、機械小屋を片づければ、ここでもできるのではないかということになった。駐車場もそばの方が貸してくれることになった。麦畑の上の場所である。この場所は海から山までが広がって見えるなかなか気分の良い場所だ。私の養鶏場のあった場所である。小田原で一番美しい場所だからここで養鶏をやることに決めた。NHK朝の連ドラのまれに出てきた場面はちょうどこの大釜のあるところだ。28日の午前中にすべての準備ができた。大釜は5人で何とかここまで運べた。例年準備作業が結構大変だったのだが、今年は大した手間もかからず、上手く行った。小宮さんの旭ブルーベリーガーデンも良かったのだが。箱根の外輪山の西斜面だ。谷に久野川が流れている。水は100メートルの深井戸をくみ上げている。

 

豆が煮あがり袋に分けているところ

豆は10時にはちょうどよく煮えた。朝6時に火を入れてくれたそうなので、4時間で煮えてしまったという事になる。以前よりずいぶん早くなった。参加者が20数名で、以前の半数位だった。人が減ったという事が一番の理由だろう。何故、人が減少したのかはよくわからない。こんなに面白いものに参加しない理由が良くは分からない。今も、昔も、宣伝をしたわけではないので、少しづつ時代が変わってきているという事かもしれない。また、以前は全体で味噌づくりに参加していたが、今は自分達のグループでやるという事もある。農の会も主たる大豆の会の味噌づくり以外、各生産者が行う味噌づくりというのもあるということのようだ。各々の生産者が力をつけたという事もある。人間がみんなで何かをやる楽しさというものを、鬱陶しいもの、負担と感じるようになってきたことが、原因ではないかと考えている。一人でやるほうがいいという人が実に多くなった。

 

うどんを作り食べるところ、焼いているのは、根守さんの安納芋の焼き芋。残念がら食べ損ねた。

一品持ち寄りで、私はうどんを作り持って行った。ここの麦畑の小麦粉で作ったうどんをみんなにも食べてもらいたかった。ヌードルメーカーで作るので、12人前で、1250グラムの小麦粉。通常の半人前だったのだが、1時間30分ぐらいだったか。本当は山梨のおほうとうのように、煮込みうどんで作る方が好きなのだが、今回は家でゆで上げて持って行った。昼からのうどんを朝作るのだから、茹で上げたうどんの方が良いのかと思った。スープは伊藤シェフが準備してくれたので、すごい美味しかった。その他豚肉を甘酒と味噌を混ぜたものに漬込んだものもつくった。麹だけで作る甘酒で、味噌を解いてそこに石垣の島唐辛子をいれる。ビニール袋に蓋の骨付き肉を入れて、4日間冷蔵庫で漬け込んでおいた。本当は焼いて食べるとまたいいのだが、今回は後半のうどんに入れて食べることにした。焼くのが大変そうだったのでうどんに入れさせてもらった。とてもおいしかった。

私はいつものように、出来上がりで20キロになるよう2口申し込んだ。1口の人も多いのだが、10キロ食べきれないという人もいるようだ。5キロコースを作ってもいいのではないかと思った。2月の末には醤油づくりである。

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