7月10日の田んぼの様子
7月10日農の会の田んぼをめぐって歩いた。毎年この日にあるいて、様子を比較することにしている。良い田んぼも、悪い田んぼもあった。今年は、7月の初めから日差しのない日が続き、田んぼは停滞している。いちばん分げつが増える時期に日差しがないということは、生育に遅れが生じている。それでも昨年以上の出来のところもある。アジサイ田んぼと、夢田んぼがとてもできが良かった。欠ノ上田んぼの出来は昨年よりいくらか遅れている感じぐらいの状態だ。しかし、稲の感じは悪くはないので、天候が回復すれば追いついてゆくことだろう。特に何か手を打つ必要がある感じでもない。11番田んぼに豊年エビがいた。去年良くなかった。10番と11番に豊年エビがいるのは、何か嬉しいことだ。
稲の生育は、様々な要因が関係している。何が原因でこういう状態になるかは、難しいところがある。しかし、農の会の田んぼは有機農業の枠内で、様々な試みが行われている。これを比較して観察していることが、稲を見る目を深めてくれていると考える。同じ苗床で作った、同じような苗が、違う田んぼに同じ日に田植えされ、大きな変化をしてゆく。当然田んぼの土壌の問題が大きい。冬の間に行ったことを結果として出てくる。もちろん土壌の蓄積など、さらなる条件が加わる。
ひとつ気付いたことがある。何故有機農法では干しをする人が少ないかである。それは田植えがて上で1本苗に近いからである。これで分げつを多くするには、分げつ期の今の時期に水を切るのは、良くない。ところが田植え機で、5本とか7本とか田植えする人は、1本が3本になれば十分である。むしろ、過分げつを抑えることが、主眼になる。そこで水を切り弱い分げつを押さえたくなるのだろう。分げつが十分取れるまで、水は切らないほうがいいということになる。
田んぼは田植えから6週目を迎え、今年の方向が決まってきたところである。毎年比較のために7月10日の同じ角度からの写真を撮ることにしている。
2014年7月10日。上から見た、1番から7番まで。(すべて下の写真のこと)
2015年7月10日 上から見た、1番から6番まで。
2014年1番田んぼ
2015年1番田んぼ
2013年2番田んぼ
2014年2番田んぼ
2015年2番田んぼ
2013年3番田んぼ
2014年3番田んぼ
2015年3番田んぼ
2014年4番田んぼ
2015年4番田んぼ
2013年5番田んぼ
2015年5番田んぼ
2013年6番田んぼ
2015年6番田んぼ
2014年7番田んぼ
2015年7番田んぼ
2015年8番田んぼ
2013年9番田んぼ
2014年9番田んぼ
2015年9番田んぼ
2013年10番田んぼ
2014年10番田んぼ
2015年10番田んぼ
2013年11番田んぼ
2015年11番田んぼ
2015年一番下の11番から一番までを見ている。
今年はめだか田んぼの写真は載せておく。
入水口付近
排水口付近