苗代を作る

   

3日と5日に苗代を作った。1週間水を張っておいた。だいぶ土の状態が落ち着いてきた。4畝ほどの田んぼ一枚に作った。準備として秋に刈り取った稲藁を敷き詰め、ソバカスを撒いた。冬の間に、2度堆肥を入れた。そして春になって、もう一度ソバカスを撒いた。そして、最後の3日に鶏糞を撒いた上で耕運した。鶏糞堆肥は欠ノ上の部分だけに入れた。通常の田んぼより、苗代は肥料分がいる。肥料を多くすると言っても、堆肥を出来る限り入れると言う事になる。最後に入れた鶏糞は元養鶏場の床を4袋入れた。秋起こしはしない田んぼだ。雑草がそれなりに生えていた。4月3日に春起こしをした。午前中くらいの作業になった。新しいトラックタ―の試運転を兼ねて慎重にやった。土はなかなか良い状態になっていた。荒起こしを終えて、水門を開けて水を入れて置いた。私は水門管理者になっているので、水門を開く事が出来る。水口は石やらごみが詰まっていた。取り除くのにずぶぬれになった。

5日には水が溜まっていると思っていたら、そこそこなので、5日は先ず水路の泥上げから行った。この日は大勢の人が来てくれたので、一気に進んだ。まず、私が田んぼの周囲をトラックタ―で一回りして、後は交代でやってもらった。その間残りの人は畦塗りである。みんなで立派な畦を作ってくれた。代かきは全面をしたのだが、何しろ大きな石が2カ所にあるので、少し手間取った。それでも2時間くらいで終わった。後は、紐で各田んぼの位置を分かりやすく4列にした。やっている途中で、根守さんの指摘で18日から、セルトレーを置くと言う事が分かった。私はすっかり、11日から置く所があると勝手に考えていた。言われてみたら確かに、11日の種まきのグループは金井島のグループばかりだった。欠ノ上の苗床では、18日の欠ノ上に合わせてくれていたようだ。

その結果、代かきをしてから、2週間水を張ったままの状態になる。これはむしろ良くなると考えたい。時間が2週間あれば苗代の状態が安定して良くなる気がしている。一週間後の状態では、表面に草の千切れた物が浮いていて、東側に吹き寄せられている。これがセルトレーを置いた時に、障害にならないか少し心配である。4人でトンボで全体を均したので、全体の水平はかなり良く取れている。歩くときに足が相当に取られると思うので、セルトレーを置くときの作業には相当の注意が必要だろう。重量のあるトラックタ―という事もあって、代かきが少し深くなっている。代かきはやはりドライブハローが欲しい。先日鬼柳の田んぼの地主さんがドライブハローにしたら、田んぼが平らになった話を何度もされていた。最近この辺では、みんなドライブハローに変わったと言われていた。田んぼが深くならない所がいいと言われていた。それを聞いてぜひとも欲しくなった。AF118に接続できるドライブハローとなると、中古では中々見つからない。

今年新永塚グループはセルトレーをやらずに苗箱だけでやる。苗箱で大きな苗を作るのは、なかなか難しい。どうなるのか楽しみである。確かに昨年は新永塚の苗箱は良く出来ていた。もちごめだったそうだ。肥料分が上手く回ったという感じだった。あれを見て今年は、欠ノ上の置く所は最後に鶏糞を入れた。保温は今年も穴あきビニールで行う。昨年は一度も飛ばされなかったし、保温の状態も悪くなかった。セルトレーはだいぶ痛んできている。その分は苗箱にするほかない。段々に苗箱に変える事が出来れば、それはそれで良いかと思う。今年は苗箱播種で上手く行く方法を、整理してみたい。川の水温は今の所13度である。今週少し上がりそうなので、心配している所である。

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