2024年が終わる。

昔は良く今年の10大ニュースというのを大晦日には書いていた。一年を思い出して、来年こそはと考えたわけだ。石垣に来てから、あれこれ思い出す時間もないままに、日々精一杯に追われて暮らしている。今年何をやったのかもはっきりしない状態である。せめて大晦日に一年を思い出してみる。
1,のぼたん農園で水源の森を作った。ーーー無事成長している。
2,26回水彩人展と相模原展を開催した。ーーー良い展覧会だった。
3,ひこばえ農法で3回連続の収穫をした。ーーー課題が山積みだ。
4,ヤラブの巨木にトゥリーテラスを作り始めた。ーーー中村さんが作る。
5,島バナナが実り始めた。ーーー毎月収穫がある。
6,サトウキビとパインの畑を始めた。ーーーサトウキビは出来る。
7,日曜展示を2020-05に始めて4年半。ーーー絵が少し変った。
8,石垣のイネ作りに苦戦する。ーーー品種が見つからない。
9,水牛牧場計画が始まる。ーーー土地の確保がまず課題。
10,2拠点暮らしが5年経過した。ーーー小田原には毎月行く。
思い出した勢いで、来年やりたいことも書いておけば、
1,トゥリーテラスの完成ーーー床張りと柵がこれから
2,インスタントハウスの建設ーーーこれは注文さえすれば
3,ひこばえ農法、あかうきくさ農法の確立ーーー観察の継続
4,水彩人春期展の開催ーーータワーホール船堀4月25日~
5,舟原溜め池の整備ーーー2月22日から24日
6,水牛牧場の建設ーーー下へ降りる道の建設。
7,水牛車水平道の建設ーーー石の確保
8,水牛サトウキビ絞り場所の建設。ーーー絞り器の修復
9,台湾旅行ーーー難しそうだが行きたい。
10,アトリエカーでの写生旅行ーーー何とか実現したい。
水彩画とのぼたん農園の1年だった。考えれてみれば、当たりまえの一年が当たり前に進んだ。こうしてみると予定したように暮らした一年であった。無事な幸いな一年であったわけだ。体力は少し衰えたかも知れないが、田んぼが一応は出来るのだから、ほどほどである。
のぼたん農園は始めて、3年が経過して次の自給農法の確立の段階に来た。イネ作りに苦戦を続けてきたが、徐々にその原因が見えてきた。石垣島の気候に適合するイネ品種に適切なものがないと言うことだった。東北の品種を気候が熱帯化する中で作るのは馬鹿げている。
無いのであれば作ると言うことになるのだが、新品種を作出するには、残された時間がないわけだから、今ある品種の中で何が一番良いのかを捜したいと思う。今年は「にじのきらめき」を試したいと思う。11月播種と2月播種を行い、どちらが良いかの確認を行う。
また、植え付け密度を3種類に変えて、どの植え付け密度が石垣島の気候と現状の土壌に適合するかを確認する。強風対応は浅水3本植えが良いようだ。ひこばえは2倍肥料が居るとされているので、その点も試験をしてみたいと思う。アカウキクサを通して窒素肥料がどの程度補給されるかも観察したい。
水源の森は100本植えて90本ぐらいは残っているようだ。これは森林組合の方が、言われていたような結果だ。根付いて成長して居るから、これで後は時間の経過を見るだけだ。森が出来れば、水量はいくらかは増えると期待している。
来年の課題はなんと言っても水牛牧場である。水牛はもしかすると2月に子供が生まれる。子供を育てて販売すると言うこともやらなければならないことだろう。水牛牧場を実現するためには、下の農地をお借りしなければならない。まずそこから進めなければ。
水牛車の水平道づくりや、水牛黒糖絞りの場所も作りたい。水牛の魅力と伝統農業の技術を伝えて行く場所にしたい。家畜の意味を残して行きたい。家畜動物園は意味があると思っている。ゴリラやライオンを動物園で飼うなど馬鹿げている。
サトウキビは簡単に作れることが分った。サトウキビはこれから広げて行く。今年収穫するサトウキビはすべて、畑を広げる苗にしたい。先ずは1反ぐらいのサトウキビ畑がなければ、サトウキビ絞りも出来ない。水牛で絞れるサトウキビの栽培である。
パインは酸性土壌でないと良くない。のぼたんの畑ではあまり向いていないようだ。出来が今ひとつである。下の方のパイン畑の出来が良くなるかどうか、今年は比較検討したい。もし下の畑なら良いというのであれば、上の畑のパインを下の畑を広げて移したい。
日々の一枚は4年半になったわけだ。継続できるのが私の特徴だと思うので、このまませめて死ぬまで続けたいものだ。絵が良くなるとか、絵が分るというようなこととは、別のことだ。絵を描くことを粋来る目標にした以上、この程度のことはやらなければおかしい。
水彩人展も大原代表は事務局の人達が頑張ってくれて、何とかここまで来たが、この後が大変である。絵を描く上で、水彩人は私には必要である。絵を描く事は一人ではできない。一人で描いて、独善で狂気に陥った人を何人も見てきた。絵が狂って行くか、神経を病むか。
水彩人が何とか継続できるように頑張りたい。水彩人も水準が上がっている。何しろ26回展では新しく出してくれた人が多く、しかも絵がなかなか良かった。これは水彩人の新しい希望だった。水彩人は次の時代に継続できるのかも知れないと感じたことだった。
何とか実現したいのが台湾旅行である。しかしなかなかその余裕がない。来年はどちらを選ぶかと言えば、アトリエカー写生旅行がしたい。たぶん、体力的にもうそろそろ限界が来そうだからだ。今なら何とか、出来そうだ。昔良く通った場所をもう一度描きたい。
最後のやりたいことはインスタントハウスの建設である。これは依頼すればそれで出来るのだから、簡単なことだが、やはりどのように進めるかはみんなで相談したい。集会場所は、宿泊場所として使いたい。宿泊するときは水牛を繋いでおく。
朝起きたら水牛が顔を出すというのも良いのだが、夜中に変な人間が来たら水牛が対決してくれる。水牛は知らない人が嫌いだ。すぐ大騒ぎになるだろう。水牛保安官である。安心して寝ることが出来る。早く作って寝泊まりしたいものだ。