日本最古の人骨は石垣島で発見された。

2012年度から2016年度にかけて沖縄県立埋蔵文化財センターが行った調査では19体分の人骨が発見され、2017年5月19日には最終調査結果として以下の点が発表された。
- 発見された人骨は少なくとも19体分以上であり、旧石器時代の人骨発掘としては世界的にも最大級である。
- 人骨のうちの一体(4号人骨)は約2万7千年前(較正年代)のもので、全身骨格がほぼ残った人骨としては国内最古である。
- 4号人骨は、30代から40歳前後の男性のもので、身長は165.2cmと港川人(153cm)より高い。下顎と比較して上顎の歯の摩耗が顕著であり、特殊な歯の使い方をしていた可能性が指摘されている[13]。
- 4号人骨は、仰向けの姿勢で、膝を胸の前に折るとともに、両手が顔の近くになるように肘を曲げられ、地上の岩の間にあった。このため人為的に安置されたと考えられ、風葬の可能性がある。この人骨が発見された場所は、遺跡は日本国内で初めて確認された旧石器時代の墓域である。
石垣島で日本最古の全身骨格の人骨が発掘された。石垣空港を建設中の発掘調査で見つかったものだ。もう10年も経つことだ。この人骨を見てみたいものだと思うのだが、どこにも展示されていない。一体どこにあるのかも分からない。そもそもこの発掘現場の見学も許されていない。
石垣島で一番の観光資源だと思うのだが、何故か無視されていて最近ではほとんど話題にも上らない。石垣島で丁重にお祭りして、敬い展示すべきものだ。何時までもどこかの研究所屋大学の研究室の棚に置いておくべきものではないだろう。石垣島の確かなご先祖様なのだ。
2万7千年前の人骨は埋葬されたものと推測されている。身体を丸めてこごめた形で埋められていたようだ。結わえられたり、石が載せられている埋葬の形も多い。それが古い時代の普通の埋葬の形である。死者が蘇ることを畏れる気持ちがあったのだと思う。
グーブログの障害で、半分以上の文章が消えてしまった。仕方がないがそのままにしておく。