石垣島でコロナクラスター発生
石垣島のかりゆし病院で36人ものコロナクラスターが発生した。最初の感染は2週間ほど前に起きたのではないかと見られている。石垣島は他にもコロナ感染が広がっていると考えなければならない状況になった。
それは小田原よりも、東京よりも深刻な事態になってきたと見るほかない。離島の医療体制が崩壊寸前になったと考えなければならない。新たに感染したとしても重症者が入院できる病症の余地は無い。本島への空輸も計画されている。
八重山地区のコロナ感染はこれからが本番と考えた方が良い。人口が5万で感染者は過去累計75人になった。666人に一人が感染したという状態である。少なく考えても潜在的にその倍くらいの人が感染していると考えた方がいいのではないだろうか。知り合いの誰かが感染しているという状況になった。知り合いを疑うのは嫌なことだが、お互いのために距離を取る必要がある。
この小さな島で感染者が常に出歩いていると考えたら、相当に用心が必要な事態である。深刻な事態の割には石垣島の行政の認識がゆるい。自分で気をつけるほか無い。このままではコロナ感染の実験場状態にも成りかねない。ここは横浜スタジアムでは無いのだ。
島での人混みは限られている。スーパーや大規模店舗。そしてレストラン。コンサート会場。ファミマ。役所。病院。近づかないことにしている。ソーシャルとのディスタンス。良いことではないが、いままでとは少し違う緊急事態である。連日新しい感染者が出ている。ただし、かりゆし病院関連ではある。
不要不急の老人は自粛して、さらに自粛。絵を描きに行くのは人に会わない野外だから、幸いである。散歩が出来ないのは辛いが、絵を描きに行った山の中で歩いている。人と会わないから安心である。最近は自粛の専門家になった気分だ。感染するとしても最後になるつもりだ。間違ってもコロナにならない用心。
小田原から戻り、1週間が経過したが、体調は全く問題が無い。しかし、今となっては安全な小田原から、危険な石垣島に戻ってきたと言うことになってしまったわけだ。現状では感染経路が把握されているが、かりゆし病院の関係者が2次感染を起こしている可能性もある。ここを見定めるには1週間が必要になる。
又、かりゆし病院自体にコロナを広げた、原因はまだ分からない。誰かが持ち込んだのだ。病院だから先ずは観光客では無いだろう。病院自体はお見舞いの人を受け入れていたと言うことだから、その誰かからなのかもしれない。あるいは病院関係者が感染して持ち込んだのか。
現状ではゴーツートラベルで観光客が多数来島している。観光客の方が感染者が多いとも言えない状況になっている。むしろ観光客の方が、うつされる危険にさらされているのだ。観光客は感染が起こりそうな所に集中している。あの、立錐の余地の無いバスを思い出すと尋常な状況では無い。
感染が広がってきた理由を推測してみると。発端は観光客や、帰省のの家族感染なのだろう。観光客はどうしても観光に来ているのだから、レストランで会食をしたり、お酒を飲んだりする。当然感染を広げている可能性が高い。また、起床した家族は必ずみんなで食事をするだろう。これも感染の機会になっている。
実際に、キャバクラでの観光客クラスターが以前あった。レストランが感染対策をしていると言っても、限定的である。キャバクラと言うところの状況は知らないが、それなりに感染リスクがあるのは間違いが無い。
そのうえに、ゴーツーイイートが始まり、無料の飲食チェーンが出来るという夢のような話だ。税金でこんな奢りをやっていいのだろうか。さすがにレストランがただだとしても、行く気にはならない。根本対策が出来ているようには見えないからだ。
住民票を取りに行かなければならない。小田原から戻り1週間で市役所に行っていいものだろうか。行政のデジタル化は送れている。いつ頃になれば、住民票が印鑑不要で、インターネットで手に入るのだろう。世界の趨勢から、行政のデジタル化は周回遅れである。台湾や韓国に追いつく日は来るのだろうか。
自動車屋さんはアトリエ車は送ってくれたのだが、所有者移転の書類に印鑑が無い。脱ハンコ社会がまたれる。保険に入れない。車にはまだ乗れない。郵便で送ってくれるとして、2,3日待たなければ。
先日石垣島のバスに乗って驚いたのだが、感染対策が不十分である。もし乗客のひとりに感染者がいれば、バスの中でクラスター感染するという状態であった。立錐の余地が無いほど人を乗せた。近くの窓を開けて歩いたが、運転手はそうした配慮はしていない。気にもしていないようだった。言うべき事だったのだろうが、情けないがオクして言えなかった。反省している。もう2度とバスには乗らない。
病院でのクラスターに成ってしまったのだ。老人の多い病院でありながら、食堂で集まって食事をしていたという。コロナ感染予防に注意すべき状況にもかかわらず、配慮が足りないように思う。石垣市の感染対策はどうも勘所がずれているようだ。
前回のキャバクラでのクラスターも、何しろ感染対策を行政が市道もしていなかったというのだ。レストランには対策をお願いしたが、キャバクラ等には何も言わなかったというのだ。本当だとすれば怠慢である。
野外の観光が出来ないように駐車場を閉鎖した。見当違いである。潮干狩り等感染リスクは低い。海水浴だって感染リスクは低い。野外での観光ではまず感染など起きない。ところがそういうおかしな所ばかり注意していて、風俗系の飲食店の注意喚起が抜け落ちていた。そして、風俗経飲食店でも感染クラスターが起きた。
政府は地方行政に対して、どのような対策が有効なのか指導して貰いたい。石垣市にも派遣されているらしいが、何故有効な手立てが示せないのか。バスを見落としているなど論外である。もうちょっと有能な人を派遣して貰いたいものだ。
地方によっては感染症に対して、対応を考えていなかったところが多いようだ。政府が統一見解を示し、指導して行かなければならない。石垣島では余計な心配はして、無駄な対策はいろいろしたが、肝心なところが抜け落ちていると思われる。
どういう状況で感染が起きるのかを充分把握すべきだ。石垣島行政のコロナ対策がずさんすぎる。宣伝カーでいくら歩いても無駄だ。肝心の場所に注意が行っていない。対策を取らなければ、これからもクラスターが再発するだろう。空港のサーモ検査は機能していないとみておいた方が良い。宿泊者の報告も無意味だ。