ユメシホウ(小麦会)

   

ユメシホウは夢四方と言うことで、パン小麦を関東で作れる夢を広げて行きたい、ということだろう。今年小麦の会で、蒔いた小麦である。昨年作ったアヤヒカリが悪かったので変える訳ではない。昨年、ポロンさんのところで作って良かったということが一つ。根本原因は、小麦粉に対するの要望は、「うどんでなくパンを」と言うところにある。うどん好きとしては悔しいが、時勢の流れである。まずはみんなの要望を大切にすることにした。両方作ればと言う声もあるが。神奈川県では「ユメシホウ」を産地品種銘柄にしたとある。それなら簡単に種籾が手に入るのかと思ったのだが、連絡の仕方が悪かったのか結局見つからなかった。つくば市商工会議所にある、ユメシホウ普及会にお願いして分けていただいた。400キロの収量を目指して頑張りたい。その程度は、当たり前の量だと思うのだが、まだ実現していない。小麦は肥料で取ると言われているから、有機農業では収量が落ちざる得ないものか。

ユメシホウ独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所で作出した小麦である。今作っていお米の品種、サトジマンもそうだ。
[主要特性]
1.硬質の小麦である。
2.HMW-GS(高分子量グルテニンサブユニット)5+10をもち、製パン適性がある。
3. 農林61号より早生で、倒伏に強い。
「「農林61号」と比べ、以下のような特徴がある。
1. 生育特性
・成熟期で3日程度早い。
・稈長はやや短く、耐倒伏性は”中”で、優れる。穂発芽性、収量性は“中”である。
・「農林61号」に比べて、赤さび病、縞萎縮病にはやや強く、赤かび病、うどんこ病には弱い。
2. 品質特性
・製粉歩留は“高”で、ミリングスコアは“やや高”である。
・60%粉の粗蛋白質含量は“やや高”である。
・吸水率は“高”で、バロリメーターバリュウは“やや高”である。
・生地の伸張抵抗は “強”で、生地の形状係数は “大”である。

関東で作れるパン小麦と言うところが特徴のようだ。今までの市などの販売でも、パン小麦の希望が多い。たぶん、うどんに出来ないということもないだろう。小麦の会は現在12家族の参加である。昨年より少し増えた。20人の定員と言うことなので、まだ申し込みを受け付けている。11月12日が種まきだった。この後、12月に麦踏、もみ殻撒き、など行う。麦はさして作業が無く、6回で収穫まで行く。費用は実費である。現在の想定では参加費用は4000円。(内製粉費用2250円)、収量は1反の畑で300キロ取れると、一家族が15キロです、小麦粉として月1キロの12キロ程度になります。小麦畑の場所は小田原市久野舟原です。農の会の機械小屋の向かいの畑になります。作業は、1、畑の準備。2、種まき。3、麦踏。4、除草。5、収穫。6、脱穀の6回を基本作業として予定している。収穫は6月中旬になる。1回目、2回目が終わった。

やはり2年目で、随分要領がよくなった。種まきが3時間でできた。曲がらずに蒔けたようだ。昨夜まで結構雨が降ったので、午後からの作業にしたが、4時には終わった。交代で全員が播種機を使ってみた。途中で、ユメシホウの種籾が終わったので、途中の3分の1から、アヤヒカリになった。比較が出来し、うどん用があるのも良い。生育の状態も把握できる。気持ちのよい作業の3時間がおわり、最後に青沼さんの美味しいパンを、みんなでいただいた。土壌の状態で、種蒔きは変わるようである。播種機の調整も、もう一つであった。播種機「ごんべい」の仕組みと種の大きさから、微妙な調整は無理なようだ。ユメシホウは種はアヤヒカリより種の大きさが小さく、ベルトの隙間にも種が入り込んでしまい、今一つの感じだった。

昨日の自給作業:小麦の播種3時間 累計時間:7時間

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