大豆畑の畝たて
2016/04/05
大豆の会の作業が、昨日あった。作業日というと雨が降ってしまうまわりで。延び延びだった作業が、昨日やっとできた。丁度半日の作業になった。田んぼの跡に大豆を作っている。雨が降ればすぐぬかるんで、なかなか乾かない田んぼだ。しかもそこはすぐ水が来てしまう田んぼだ。5月末には水路に水が入るので、それまでにはどうしても済ませなければならない。加えて田んぼの準備の方も、その水にあわせて進められているので、気持ちが急いていた。晴天が3日続き、何とかできる状態になった。難しいかなと思っていたが、意外に乾いていた。前より乾くようになって来たかも知れない。大豆は3年目だ。2年間は他より良く出来ている。大豆は案外に難しいものなのに、この田んぼに作る、畦くろ豆の応用法が上手く行っている。やまちの畑で作ると乾燥にやられる。虫がつく。連作障害が起こる。
何故か、田んぼの畦の大豆は毎年出来が良い。連作障害も縁がない。それなら、田んぼを全部畦にしてしまおう。そう考えた。その素人考えが意外な成功に繋がった。少なくともこの2年はとても良く出来た。それでいよいよ、3年目となる。これで出来るなら、安定してこのままやって行ける。昨日の作業は、できるだけ高く、畝を立てることだった。実は、松本さんがその前の作業として、トラックターで全面を細かく耕してくれていた。去年は、畝を崩す作業がはかどらず、難儀した所を、松本さんが平らにきれいにしてくれた。機械はありがたい。何日もかかった作業が、既に終わっている。さらに昨日は、2台の畝たて機が活躍した。1日では終わらないと思っていた作業が、半日で終わってしまった。15人が集まれた事も大きかった。
機械は、松本さんや、大樹さん、海さん、と専門の人が担当してくれたので、私は周りの草刈などしていた。みんなの畑の場合、周りの人に見られていると言う事がある。自分の所なら、まだやらない草刈も、熱心にやっておいたほうがいい。大勢で、機械が掘った溝をさらに、シャベルなどで掘り下げた。大勢いたから出来た事で、少人数ではとてもやりきる気力が出ない。松本さんはすぐ帰らねば、と言いながら、機械作業を続けてくれた。申し訳ない。他の専業の人もそうなのだが、みんな自分の農作業で精一杯のはずだ。大豆の作業に参加すれば、その分、早起きと、夜なべになる。今の時期やることは、幾らでもある。結局やりきれないことが必ず出てくる。その忙しい中で参加してくれる。そうした専業の人が、農家として立派にやってゆけるように、余計なことかもしれないが、私のできることとして、周辺部の充実を考えなければいけない。
立派な畝が出来上がった。深さが45センチはある。上部の巾も45センチぐらいある。そこに2列に苗を植える予定だ。雨が降ればこの水が、水路になってしまうぐらい排水が悪い。でも今年は植えの田んぼが、田んぼを止めて、野菜にしたようだ。あれでだいぶ違ってくると思うのだが、どうなるか観察。昨日は既にセルトレーと、種が配られた。これを、7月の始めに蒔くわけだ。この種から全員がかかわる。この仕組みが、大切な部分だ。最後の味噌、醤油、納豆、豆腐、食べ物になるまでの全工程にかかわる。それが農業体験だと思う。逆に言えば、やって見ればたいした事ではない。誰にでも出来ることだ。自分が食べるものに責任を持てれば、見えてくる景色が違う。「絵を描いていてもいいよ。」と言われたような気になった。百粒の大豆の会が、福島の方だかにあるらしい。ほぼ同じような発想だ。長野には、醤油の会がある。今年は大豆に余分があれば、もう一度醤油に挑戦したい。
昨日、と一昨日の自給作業:草刈、菜の花の種取、2時間30分。大豆の作業2時間30分 累計時間:30時間