「はらから」の春の音旅

   

昨夜は楽しい思いをさせていただいた。ナマステで「はらから」のコンサートが聞けた。音楽の素晴しさに酔いしれました。思いの共有。平和にくらす気持ちが、こんなにも直に、自然なかたちで伝わってきて、又響いてゆき、聞いているみんなに共鳴する。そうなんだよ。そうなんだよ。もう嬉しくて、楽しくて仕方が無い、ありがたい時間だった。1人が和歌山の方の小さな海岸で、祭りをやっていたそうだ。その海岸に流れ着きハラカラが生れ、平和の暮らしが、伝たわってゆく。今起きている。六ヶ所村やチベットの理不尽な弱いものいじめ、ダメじゃない。そんな悲惨な現実に対して、平和の空気を音楽を通して、具体化してくれる。音楽は素晴しい。私もそんな絵が描きたい。そう暮したい。身体じゅうかがそうなった。ものを作るというのは、こうしたものを作り出さなきゃ。この圧倒的なメッセージ。「もう、いいじゃん」て言う感じ。って六箇所の事を語っていました。

ナマステは田んぼ仲間あかちゃんの不思議なカレー屋さん。あるところにごくごく普通の家のカレー屋さんがあります。でも昔は普通であったけど、今では懐かしい、家。私はその昔、この家を題材に詩人の住む家。と言う絵を描きました。詩人は最も高貴な仕事です。この家には、そうした神聖な空気が存在します。神聖と言っても、ごくごく普通の暮らしの神聖です。平和と言っても、それはあくまで、頭の中の世界。心の世界。もしも、それを形にしてみたら、こんなじゃない。家にしてみたら、こんなじゃない。そんな家が、ナマステ。もし、平和というものを、身体で感じてみたかったら、ナマステに行って見たらいい。ここで、カレーを食べて、あかちゃんのギターで、イマジンを聞かせてもらうといい。

「はらから」はあかちゃんがインドで出会った、友達。だから、インドの空気と、和歌山の小さな浜辺が、一緒になっている。インドのガンジーの好きだったという「平和の歌」。けいじゅさんのすごいギターで聞かせてもらえた。こんなにメッセージのあるギターはまるで初めてのこと。すごいテクニックだけど、それが全て伝えたい思いに置き換えられて、演奏されている。所々を音が外れる。リズムがくるう。そういうメッセージとして伝わる。心に直に平和の息遣いが聞こえる。タイで長く暮している人らしい。アジアにある平和の思想。平和というものが、どれほど貴重で、得がたいものか。しかし、あると言えばどこにでもある。ここにだってある。そんな平和な日々を、どう紡いでゆくのか。これでやってゆこうよ。あしたも紡いでゆこうよ。そんな気持ちに満たされた。

ごくごくふつうの家が、何故詩人の家になるのか。これは、見える人だけに見えることだけど。でもこれは偉ぶってそう言うんじゃなくて、誰でもその気になりさえすれば、すぐに今から見えること。資格もいらないし。勉強もいらない。今日からだって始められる。昨夜、出会ったことは、本当の事で、明日も続けられるし。何時までだってあること。たぶん、競争とかじゃない世界。受け入れると言う事が、決して後ろ向きじゃない世界。今日やる建前の私には前夜祭でした。最小限の家も、ナマステのようになればいいなぁー。
もし、ハラカラの春の音旅に加わりたいと思う人は、今晩23日は厚木の「晴れ屋」25日は国立「国立地球屋」27日吉祥寺「アムリタ食堂」29日上目黒「まつみ」で聞けるかもしれません。

 - Peace Cafe