小田原の土砂崩れ
4号台風の雨はすごかった。強い雨が降り続いた。一時間に60ミリと言う雨だ。台風の雨量だけで、300ミリその前から雨を加えると、たぶん400ミリ以上の雨が降ったことになる。今は県土木事務所から、雨の降り具合が出ている。一時間少し前のものだけれども、一応は全体の様子は分かる。今降っている雨が、4時頃にはまだ降っていなかった事がわかる。でも、少しは降っていたけど。まぁーいいか。おおよその様子はわかることになる。今変わった。舟原1ミリの雨と成っている。私は蓮池の様子で、雨量が分かる。蓮池は屋根に降る雨水だけで出来ているので、ここの水位の変化で、雨の感じがつかめる。
田んぼの畦が心配なのだ。これが水漏れを始める。しばらく田んぼも使われていない間に、補修が必要になる。まだその補修箇所が把握できないのだ。いずれ石垣の積み直しなども冬にはやりたい所だ。棚田の耕作がどんなものか、少しづつ分かってきたところだ。雨が恐いのだ。大磯の田んぼ畦は弓なりに出来ている。これは水圧を分散して受けるための工夫だ。舟原の田んぼも少しそんな形も見えるが、ほぼ直線だ。時間60ミリの雨で、田んぼはどうなるかと言うと、全く排水口が不能になる。もう畦全体を乗り越えるようになる。その時に畦の一部だけに水が集まるといけない。それでも、崩れてすぐ対応すれば、たいしたことにはならないが、1日遅れたりすれば、そこが排水溝に成っているのだから、すっかり田んぼがえぐれてしまう事になる。
4号台風の大雨で、箱根に抜ける道はまだ通行できない。土砂崩れがあった。舟原でも気づいたところで、4箇所畑が崩れている。この崩れている所を観察すると、2タイプある。一つは全く管理をしていない畑の土の崖。草ぼうぼうのまま下の畑に流れ落ちている。弓なりの中央付近に雨が集まり、そのまま、ずり落ちている。もう一つが管理が行き届いた畑。これは畑に草が全くない状態に管理してある場所だ。当然、除草剤を使っている。崖部分は除草剤を使わないで、草刈をしている。しかし、こうした畑が、2箇所崩れている。土が粘りがないような感じだ。いつもいつも、土が流れ出ている。だから畑の下に流れ出る水は常に濁っている。そうした場所はかつては、沢があったようだ。今は畑になっていて、みえない。少なくても、雨の時には川になる。枯れ沢があったと思われる。管理がいいという事は少し無理気味に、上の崖を崩して平らにしている。この崖下から水が噴出す。
それが、いつの時代かに、畑に整えられいつもは他と変わらないように見える。ところが、大雨の時観察すると、雨が降り終わってから、3日も水がドットと流れ続ける場所がある。これはミズ道がある証拠だ。舟原は西から、東に久野川が流れているが、北斜面も、南斜面にもそのミズ道は見られる。久野川は決壊しなかったし。良く管理されているお陰だと思うが。ぎりぎりの所だったことも確かだ。最近の気象の様子だと、更に激しい雨が、降るに違いない。私の家のある当たりも、昔沢のあった危険箇所だと思う。日頃から、上手く水が逃げるように、管理しておきたい。その意味で、これからの管理に、今回の豪雨は参考になるところがあった。