ピースカフェ20号
ピースカフェも20号になった。現在3000部が配られている。毎月17日に集まりをしている。だから、昨夜は20回目の集まりだったのだろう。最近人の集まりが悪くなっているが、20号を機に、体制を整えたい。と言う事で、11名が集まった。プチピースカフェと言う形で、臨時的な集まりも開かれる。最近では、久野の里地里山について、プチカフェをした。先日、佐々木さんを中心に行った、広域ごみ処理についての情報交換の集まりなども、プチピースカフェのような物だと思う。名目はともかく、ピースカフェで培われてきた、人間のつながりを利用して、何かを起こしてゆく。地域での問題に取り組もうとする人に役立つことが出来る。それがピースカフェの役割だと思う。「思い立った1人の為に役立ちたい。」これがピースカフェの基本姿勢だと思う。その意味では、ピースカフェを通じて広げてきた、人の輪が役立ち始めていると思う。
昨夜のピースカフェでは、久保田さんから提案されていた。有機農業推進に関する法律で示されている、行政の取り組みについて、あしがら地域でも勉強して見ようと言う事になった。あしがら地域における、平和的市民活動の取り組みを、立ち上げる手伝いをする、この辺りにピースカフェの役割があると思う。だから、ピースカフェは、平和的活動をしたいと言う人が利用しやすい形にしておくことが重要だと思う。ピースカフェ自身の色合いが、ある方向にだけ濃くなると、人を繋ぐ役割が弱くなると思う。又、ピースカフェ自体が運動主体になることも、多くてはいけないと思う。それぞれに担っている活動がある。それが主だと思う。その上で、それらの活動のつながりをつけて行く。そんな役割でありたい。
地域にはそれは様々な課題がある。現在も田園居住の推進について、行政が動き出している、様子が見える。小田原市の行政手法として、市民に見えてきたときは、すでに話が決まっている事が多い。今回の提案としての田園居住推進も、悪いことではないが、実はこれが何か思惑に基づいていないか。情報整理をしないといけない。特定の地域や個人への利益誘導的な動きにならないか。そうしたとき、ピースカフェの集まりは役に立つ。有機農業推進法でも、有機農業研究会から、委員として出ていた久保田さんがいる。議員提案した、事務局長ツルネンさんと繋がりを持つ人もいる。来月の特集は「あしがらの水」だ。これについては酒匂川流域グリンフォーラムの山田純さんがいる。こうした人の繋がりを生かしてゆく。
その意味では紙媒体のピースカフェはほんの一部だと思う。いわば閉じてしまわない為の旗印のようなものだ。個人の暮らしが基本。しかし、その個人の暮らしを外に開いた形で、展開してゆく事が大切。その開いてゆく姿に、協力をすることが役割。注目すべき活動は無尽蔵にある。見えなかったり、気付かなかったりするだけだ。農業を普通にしている。商店を普通に営業している。その中に、実は深い意味合いが存在したりする。例えば、先日の岩堀鮮魚店の引き売りの話は、極めて興味深かった。地域で行われている暮らしを、ピースカフェの視点で、見直してみる。それだけでも十分に地域の暮らしのおもしろさが見えてくる。なんでもない日々の暮らしを、平和の視点から注目してゆく。その大切さが、ピースカフェのこれからの方向だと思う。