苗代種蒔き
2016/08/10
開成町金井島の内藤さんの田んぼで、苗代を作る。農の会のグループ田んぼ全体の苗代を作る。だから、大変大掛かりなことになる。田んぼグループ、唯一全員が集まる日となる。舟原田んぼでは、昨日5人で種蒔きをした。200穴のセルトレーに、一穴3粒づつの種籾を蒔いた。100枚だから、2万株の田植えが出来る。大体一反分の苗と成る。だから、田んぼ全部をこのやり方でやるとすれば、後、1反5畝分つまり、全部で250枚のセルトレーが必要となる。今年は100枚を実験的に作って見る。成績がよければ、来年度は、全部をやる予定だ。一度に変えるのは恐いので、今年は1反だけ。後は、ミカンの木箱に蒔くやり方も試して見た。10箱やって見た。来週辺り、もう10箱やって見るつもりだ。こちらも実験と言う事だ。土を変えてみた。土の量やら質、色々変えてみて、一番いいやり方を発見したい。
いよいよ苗代作り。今までどおりに蒔く部分を、先ず作る。これは今まで3畝あったところを、一畝ないし、二畝。一反分。どうせ苗採りの負担が大きいから、そうは広げられない。畝の上に、セルトレーを並べる。これが一畝。もう一畝が、ミカン箱に蒔いたやつを並べる畝。これも実験的なもので、どの程度上手く行くかはやって見なければわからない。上手く行けば、これも毎年やりたい。つまり家に持ち帰ってもらって、家で育てる経験をしてもらいたいのだ。家で毎日観察して育てれば、気持ちも変わると思う。愛情が湧いてくるはずだ。これもどの程度各家庭で可能か。大きな実験だと思っている。セルトレーで蒔いたものは2本ないし3本植えに出来るはずだ。そうなれば、これは一番上の水口の田に植えたい。下の田は、水が温まるはずだから、1本植えでも大丈夫。
苗採りの負担の軽減、これはどのグループにとっても、大きなテーマのはずだ。田植えをどうしても日曜日にやる。そうすると、当然、苗採りは前日。前日には線引きもやらないとならない。仕事が重複せざる得ない。それだけじゃない。雨の中、明日の田植えを思いながら、苗採りをするほど辛い事はない。体も冷えるし、気持ちも急く。雑になると、稗が混ざり、稗を田植えしてしまう。1本植で、植えた苗が、稗だったことにしばらくして気付く。これは辛い。これを抜いて、補植する苗があればまだいい。大抵は苗もすっかり植えてしまっている。ポコント穴が開く。結構大きくなって驚く事にもなる。近所の農家に笑われる元になる。草を生やさない事が、今年の中心テーマだ。極端に言えば、お米の収量はすこし我慢しても、草をはやさないつもりだ。
セルトレーが上手く行くようになれば、次の段階として、苗を舟原の田んぼで作れるかも入れない。早めに田んぼに水を入れさせてもらい、セルトレーを並べるのだ。そうすれば、苗床まで出かけなくてよくなる。作業はだいぶ楽になるはずだ。但し、今年の田んぼの出来しだいだろう。ご近所で納得してもらえるような田んぼが出来れば、来年は速めに水を入れることが、許されるかもしれない。今のところは、初めての田んぼ、その地その地のやり方、慣習があると思うので、無理はいけない。今年はいい田んぼをやって、周囲の方に安心してもらいたい、と思っている。だから、レンゲもきれいに咲かせたい。他所はすでに咲いているが、舟原はおくれている。レンゲが咲けば、喜んでもらえると思う。