今年の稲作の流れの是非

      2016/08/10

新しい田んぼで、耕作する。家から歩いて3分ほどなので、恵まれた事だと思う。まだ若い兄弟が所有している、ご両親が亡くなられて、仕事に忙しい二人にはとても手が回らないと言う事で、やらして頂く事になった。25アールで3まいに、段々に分かれている田んぼだ。3年間草刈をして、時には耕して、休耕していた。日当たりは西の箱根が高くせまり、3時ごろで日が蔭る場所だ。水も久野川の上流部からの取入れで、暖かいとは言えないだろう。以前の田んぼの様子だと、水もちの悪い田んぼだと見ていた。11月の始め、まだ土地が契約できないうちに、ともかく、秋起こしをさせてもらい「レンゲ」を遅れて蒔いた。その後、レンゲや雑草の発芽を観察すると、肥切れの感じがしたので、養鶏場の床を15袋先ず蒔いた。更にもう一度、1月に入り15袋蒔いた。レンゲは普通の密度で発芽はしているが、生育は他所よりだいぶ遅れている。

今年の計画を整理してみる。3月11日種籾は軽い塩水選をおこなう。その後井戸水で浸種を続ける。4月8日が苗代種蒔き、その前に種籾は弱い鳩胸になれば、水から上げて、冷蔵庫に保存する。多分このまま行くと思う。今年は苗代のベット蒔きと、ミカン箱を利用した「箱苗」作りも平行して行う予定。セル苗をベットの上に置く方法も、100箱試してみる。3月21日に畦の積みなおし、これは大きくしっかりとした物にする。田んぼの水平も調整。4月8日が、金井島での苗代種蒔き。15日が箱苗の種蒔き。レンゲの状態にもよるが、5月27日にハンマーモアーで草刈。6月3日が床材蒔き、海水散布、粗起こし。この週に作業は集中する。8日。水入れは可能な限り遅らせる。代かきはできる限り浅く。しかし、休耕で水漏れがひどい可能性があるので、畦際は丁寧に代かき。9日。田植え線引き、苗採り。10日が田植え。田植え後水が貯まりしだい、蕎麦の糠を撒く。100キロ播きを予定。混入しているそば殻が浮遊し、いい状態で地表を覆う事を期待。

13日までの3日間は水は入りだけで、外に出ないようにする。8センチ以上の深水を心がける。土の還元状態により、臭いが感じられたら、すぐ排水を開始。水は例年より多く入れて、常に排水が起きているようにする。縦浸透が大きいようなら別に対策をする。17日は田車で縦横を攪拌の予定。草が無いようなら、24日に一週延ばす事も考慮。コナギの発芽が多いようなら、2度目の田車を入れる。7月に納豆ぼかしをまく。生育状態と分結の取れ方で、調整。8月26日辺りが例年の穂揃い。この辺りで的確にタイミングよく、案山子を立てる。案山子は、動くリアルなものにする。10月の7日8日連休辺りが、稲刈りの予定。

収量は6俵を目標。初年度であるし。無理はしない。また周辺の田んぼはその程度しか採れていないようだ。特に昨年の落ち込みはひどく、多分5俵いかなかったのではないかと思う。今年は、水温の測定、溶存酸素の観察、を継続して行う。6月の観察と作業で、全てが決まると考え、気持ちを集中する。各自が持ち帰り、苗箱を育てる方法は、全員が平等に関われると言う事で、今までの方法より可能性があるので、誰でも簡単に取り組めるようにしたい。この場合、田んぼの土を使うことが一番だと思うが、雑草の問題がある。焼き土にするのも手間が大変なので、更に簡単に取り組める苗土作りを研究したい。

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