鳥インフルエンザ宮崎県で発生か。
怖れていたことが、起きてしまったかもしれない。
1月12日1時1分配信 時事通信 農水省は11日、宮崎県清武町の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザが発生した疑いがあると発表した。同日までの2日間で約750羽が死に、現在同県がウイルス分離検査を行っている。結果は、早ければ13日午後にも判明する。農水省は「鶏が死んだ状況から、毒性の強いタイプである可能性が高い」(動物衛生課)とみている。
同養鶏場では、合計約1万2000羽のブロイラーの親鳥を飼育。10日に約250羽、11日に約500羽が死んだ。宮崎県によると、経営者の相談を受けた獣医師が、11日に簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応を検出し届け出た。
韓国での発生があってから1ヶ月いつ日本に来るかと思っていた。最近渡り鳥説には否定的な意見もあって、人的な可能性が心配されていた。しかし、今度も韓国での発生の後、九州と言う事で、冬の渡り鳥、あるいは迷い鳥の可能性は強い。10日に250羽の死亡と言う事は、8日、辺りの天気を考えると。風が強く吹いた。飛んできたのかもしれない。
まだ、検査結果は13日と言う事なので、他の病気である事を祈るが、ともかく養鶏関係者が集まってはいけない。対策会議とか、対策のために養鶏場を歩いて注意して廻ると、言うような事は絶対にいけない。人間が保菌して、感染を広げる事は茨城の事例で、確認されている。養鶏場への人の出入りは最小限に抑えておいたほうがいい。飼料も要注意。前回は、関西まで来た。この辺の伝播の仕方は結局分からずじまいだった。
宮崎県はブロイラー飼育日本一の場所だ。もし、鳥インフルエンザが確認されると、これは費用の点でも大変な事が起こる。出荷停止は当然あるだろうし、処分費も相当な事になる。しかし、その事の為に、対応を誤るような事が起きない事を祈っている。
感染の仕方が、良く見えないために不安が増幅する。今までのどの事例も、明確には感染の流れが解明されていない。茨城の事例では不可思議な事ばかりで、解明してゆくと、人の流れに行き当たるようで、責任の所在がわかることがまずい為か。結局不明と言う事で終わっている。04ねんの山口での発生以来毎年起きている。自然の中で吸収される為には最低5年は掛かると見ているので、まだまだ危機は続くと考えなければならない。
牙山市の養鶏場では3200羽のうち12000羽が死んで、鳥インフルエンザと発表された、ところがこれが、ニューカッスルと大分経ってから判明。3例発生した韓国では、1ヶ月経って抑えられている。しかし、韓国の検査体制の頼りなさと、ニューカッスルで、半分が死ぬと言う、信じられないような不安な飼育の状態。こうした事も考慮したうえで、日本の事を考えないとならない。
今回1200羽と言うが、生き残る鶏がいないか。経過観察できないものだろうか。1羽でも2羽でも、生き残る鶏は居るはずだ。これを次世代の鶏に使えるはずだ。ハウストマトで、1万を越える株がウイルスに感染して、死滅したそうだ。その中に2株生き残った物があって、そこから採取した種が、そのウイルスに耐性のある系統として、確立できたそうだ。鶏だって慌てて、淘汰してしまうのは自然の摂理に反する。自然はどんな病気でも生き残るわずかなものが、新たな出発を始めるものだ。