生活に最低限必要な農産物
正月は、毎年その年の作付けを考える。楽しい時だ。今年は特に、最小限の暮らしの畑を始めるので、暮らしに必要最小限の野菜畑を、どんな作付けにするか考えた。よく畑は輪作にするとか、書いてあって、さやえんどうの後作はさやえんどうはダメ。とか言う事がある。そうらしいとは思うのだが、私にはこう言うまめな事ができない。
出来ない野菜はよくあるから、別段前作が原因だとか言うような、細やかな事まで、解らないのだ。例えば、ジャガイモやトマトも連作はダメとか、言われてはいるが、ずーと連作でやっている。それで一応食べる分は出来る。いずれにしても土壌の状態は複雑で、そう単純には行かない。それで、何年やってもそういう蓄積が出来ない。しかし、ネギ類は草に負けると言う事は、私の草畑では証明できる。ともかく今年は新しい土の畑なので、土作りに気持ちでやらないとダメだろう。
今年は畑の都合の方でなく、食べる都合の方から、整理してみたい。暮らしにどうしても必要な食料は、何か。
先ず第1はお米。1年一人1俵必要。月に5キロ。これは本当に人によって代わるが、私の場合はそんな物だ。足りない場合は裏作麦で補う。30坪
野菜の必需品の種類と量。ジャガイモから。年2作で、一株に4つ付いたとして、45株必要。10メートル。タマネギ、これも年2作で、2日で1個として、91株必要。10メートル。大根は結構長く作れるけれど、秋作が作りやすいので秋に少し多めに作って、漬物。20本ぐらい。6メートル。夏野菜では、トマト、なす、キュウリ、ピーマン、シシトウ。どれも3株ぐらい。豆はさやえんどう、インゲン。これも3株程度。15メートル。トウモロコシ、これは25本で、10メートル。ブロッコリーは冬の間。長く収穫できるので5本。3メートル。ニンジン、長ネギが抜けているが、苦手作物。これも6メートル。カボチャは、保存が利くので重宝。これは、家の屋根で10株ほど作る。大豆は、お茶は共同。枝豆から、便利だから田んぼの畦にも作る。さつまいも、サトイモも少し必要。10メートル
葉物は、キャベツや、白菜はできたことがないが、今度は少しやってみようかと思う。小松菜などが無難。10メートル。夏は、空芯菜。トマト。これは5株あれば良い。ミニトマトなら、安全確実。併せて10メートル。
これで合計が、90メートルの畝になる。9メ―トルの長さで、10本。99平米あればできることになる。30坪で人一人の野菜は確保できる。実はこれは組み合わせで、夏野菜が終わってタマネギとか。ニンニクとか。その他のものが入っていく。それでも30坪の畑で、ひとり分が出来る事は確か。田んぼが30坪麦が裏作で30坪その畦で大豆。お茶が畝で5メートル。
その他、鶏を飼う。これが10坪あればいい。残った場所は果樹だ。100坪あれば充分できる自給。但し私の家は二人で暮しなので、全てがこの2倍。畑が60坪。田んぼも60坪。お茶が10メートル。大豆は20メートル。果樹は10種ぐらいある。200坪の自給。
出来れば種も自給できる物に、進めたいと思っている。カボチャやキュウリ、のように簡単な物はいいが、面倒な葉物の種は中々とる気に成れない。今年は、共同の田んぼ、お茶、大豆。の畑。これを含めて、自給と言うものを分かり易く進めて見たい。