国立市長、上原公子氏の講演会の開催

   

先日来内々に相談してきた、上原氏の講演会が実現できそうです。2月4日です。中央公民館で開く予定です。細部を整えて、年明けにはビラが配れるようにしたいです。ピースカフェ設立1周年事業と言う形で進めたい。今度の、ピースカフェはその事を含めて編集するつもりだ。行政と市民の共同してゆく形の模索が、テーマだ。

上原氏は市民の行政参加に熱心な市長だ。市の基本構想を決めるに当って、あらゆる角度からの市民参加を模索して言る。どんな町にしたいかを、市民自らが模索して行く。その中で自ずと、市民と行政の役割が見えてくるのではないだろうか。いつでも誰でも、自由に参加できる形で、基本構想を作り出してゆく、こんな形が、小田原でも出来ないものだろうか。

もう一つの上原氏の政策の柱は「平和」の問題だ。平和を市民のレベルから、作り出してゆくこと。これが、無防備地域宣言の運動につながっている。ジュネーブ条約にある。「無防備地域を攻撃してはならない。」と言う考え方を地域地域が、宣言をめざす事で、「平和な暮らしを考えてゆく」運動だと思う。現在小田原市で、国民保護法に基づく条例が進められている。自衛隊主導の、武力攻撃時の避難誘導が市民の危険を増すという恐れがある。むしろ自衛隊でなく、警察官及び消防のよる避難計画のほうが安全ではないか。小田原の市議会では、この問題を災害時の防災計画と混同している。

国立市での上原氏の政策を見て行くと、どのように市民が自分の町として、国立を感ずる事が出来るか。ここに重点が置かれているように見える。暮らす町が、自分の庭と感ずる事ができれば、やるべきことは色々見えてくると思う。この意識改革が、先ずポイントなのかもしれない。お上がやってくれる。税金を払っているのだから、後はお上の責任だ。こういう意識を変えてゆくことが、何より重要だと思う。

参加者意識を持つ事。その為には、権威的な市議会を、当たり前の民主的な議会に変える。行政の顔を市長にでなく、市民に向ける。そして肝心なのは市民が、自分たちの担わなければ成らない、自助の重い役割を認識する事。この三つの役割がそろった時。町は変わってゆくのだと思う。

行政職員としては市民が信頼できないだろう。市民に任せるなんて恐ろしくて出来ないだろう。市民は利己的で、身勝手で、油断をすれば欺く。こう思わざるえない体験ばかりだっただろう。口先ではいい事を言っていても、いざとなれば逃げてしまう。自らの労力提供など、掛け声だけでやろうとしない。こんな思いがあるだろう。良く分かる。

市民を変えてゆく、そのための仕組みづくりの、第1歩こそ、市民参加だ。自分のゴミをどうしたらいいか。このことを共に考える事が、市民を変える。信頼できないからと言って、市民を除外して事を進めることは、これからの町づくりはできないと考えなければならない。面倒で手順が遠回りであっても、行政手法が変わってゆく局面なのだ。

桑原での、小田原メダカの活動は行政と市民の共同作業の好例だっつたと思う。市民が続けてきた環境活動を、行政がバックアップする。そして、新しい組織を結成して、市民的に、地域を守ってゆく。市民の負担も大きくなる。しかし、行政のできる、法的整備、調整は行う。小田原ももう一頑張りで、変わりうると思う。

今回上原市長をお呼びし、お話を伺う事を、小田原が生まれ変わってゆく機会にしたい。

 - Peace Cafe