大豆の植え付け

      2016/08/08

大豆の植え付けをした。一人が、25穴の連結トレーを4枚、か3枚。集まった人が、大人23人、子供9名だから、2300前後の苗が揃った。6月28日に播種して、7月8日に植え付け。苗のサイズは様々だったけれど、このスケジュールで間違いがなかった。

7月7日に大豆の種蒔き、と言うのが、この辺りの昔からのやり方なのだそうだが。実際は、7月始めに種まきが多いい。直播をして、糸を張る。と言うやり方もあるが、今までの経験では鳥に、多くは鳩に食べられてしまう。今回は、苗で行く事になった。

畑の準備は2ヶ月ほど前に、粗起こしをして、畝たてをした。7畝の畑だと言うのですが、そんなものなのかな。良く分かりません。これが、田んぼに水が入ると、ぬかるんで粗起こしができないと言う、畑なので、ぎりぎりのタイミングだった。昨日も水路を切った所には水があった。大豆ならできるだろうと言う事で、この企画が持ち上がったので、この辺の条件は仕方が無いところだ。

草がかなり生えていた。長い物で30センチぐらいの草原になっていた。これを先ず、仮払い機5台で一気に刈りとしました。20分ぐらいですか。その間に揃った苗を、適当な位置に配置。草はそう悪いものははえて無いようなので、管理をしてゆけばこの点は問題なさそうだが、根は残っているので、再生は早いだろう。以前加藤さんが大豆を見事に作っていたのだが、草刈は1回で済ます。今回は2回無いし3回の草刈、と手取り除草が、必要だと思う。

ここで思ったのが、蒔き土がさまざまだと言う事。大豆は苗土を選ばないので、どんな土でもいいですよ。と言う事だったが、それは10人十色で、同じ色の土は無い。私のところでは、畑の土をただ使った。悪い土ではないが、赤土だ。苗は良く出来た。発芽率は99%ぐらいだった。これが、60%ぐらいしか無い人も居るのだが、何故だかわからない。大豆が発芽出来ないなんて、不思議だが。もやしのような人は多分日照不足。発芽したら日光は出来るだけ当てた方がいい。私の苗より、いい苗が2,3人はいた。私は後半の水遣りが少し多かったか。小さすぎる人はまだ鳩の危険があると、私は思っている。そんなことは無いという人も居た。
最初の双葉が食べられると、枯れることは無いが、成長は思わしくない。

植える深さも意見が色々だ。植える距離も色々あった。30センチ間隔ということに成ったが、50センチのところもあるし、20センチもある。私は狭いほうだ。浅植えがいいというのが、中村さんだが、私はそこそこしっかり植えたほうがいいと思っている。大勢でやる時のコツだ。しかし、10人十色の農家が集まって、農作業する時は、主張しない方が無難だ。あいまいに進んだ。だから色んなところができたが、それはそれでいいと思う。

皆さんが要領よく一気に植えていったので、作業はたちまち終わってしまった。良く大勢が参加してくれたと嬉しくなった。こうした自主的な参加が、農の会のあり方だと考えている。一人で大豆を作る事はできる。大勢が協力する事で、初めての人も、野次馬的な人も、様々加わり、面白い畑になり、しかも、農家以上の畑になる。出来に於いて農家を上回らなければ、少なくとも同等でなければ、遊びになってしまう。ここが肝心だと思う。

お茶作りの会では農家より明らかに品質が上である。収量も上回っている。田んぼの会も地域の平均以下ということは無い。はじめは以下でも、必ず越えるようになる。
市民活動だから、収量は農家以上でなければ、農家の眼が許してくれない。みんなで笑いながら農作業をやっているのが、不謹慎だ。こんな文句さえ言う人が居るのだ。大いに笑いながら、立派な畑をやるのが一番だ。

農の会は新しい農作業の形態をいくつか、確立してきたが、今度の大豆作りは、味噌までの総合的な作業という事で、市民の農業参加の新しい形を模索することになる。このことの蓄積は、大切な物になるに違いない。

 - あしがら農の会, 大豆, 農法(大豆)