自給に必要な樹木

   

自給自足生活に必要なものは、主食となる穀類、お米が中心になるだろう。そして野菜。根菜類と葉物。これも自給向きな作物もあれば、困難な物もある。一年中何とか回るようにするためと言う事も出てくるので、3,4月収穫できる野菜、あるいは保存して置ける野菜があるといい。

加えて、樹木で必要な物がある。屋敷林を作って、次の建替えに備える。と言うような遠大な物でなく、日々のくらしに必要な樹木というのもある。例えば柿。これは利用の巾が広い。柿酢を作る。柿渋を作る。干し柿を作る。柿の葉を利用する。渋柿でいいから、一本どうしても必要になるだろう。

びわの木も植えたいと思う。自然療法には葉が必需品だ。庭に一本あれば便利だ。勿論実もおいしいので、きちっと栽培すると言うのもおもしろい。防風林に出来ないかと考えている。よく昔の解説書にあった、趣味と実益を兼ねたというやつである。養鶏場の鶏の遊び場の南側に、並木のように植えると、景観上も冬の風除けにもなり、いいと思う。

私の家の周辺では、椿が風除けとして用いられている。当然、実は油にするということだろう。椿の長径が50センチもある大木が家の西側に、家を守るように植えられている。北じゃないのは、この辺は箱根が西にあって冬の吹き下ろしは殆ど西風と言う事になる。花の面白い物は、実はどうなんだろう。何となくだが、少ない様な気がする。油を採る用の椿の種類があるなら、それにしたいものだ。

柑橘系では、ゆずがいいように思う。ゆずにも種類はあるが、他にいいものがあるのかもしれないが、昔からの本ゆずと言うのが今はいいと思っている。ゆずは収穫したら、勿論なまで使う物もあるが、大半は黒砂糖に漬けてしまう。黒砂糖は同量と考えれば基本になる。半年もすると液が覆うようになる。この液を薄めて飲むのがおいしい。夏場、草取りに持ってゆけば、この上ない。一年も経つと、漬けてあったゆずは形も崩れかかる。これを、そのままマーマレードにしてしまう。大なべに入れて、さらに黒砂糖を加え、火を入れながら、かき回していれば、熱くなる頃には丁度いい大きさに崩れてしまうので、そのまま熱いうちにビン摘めにしてしまう。

梅はどうしてもいる。これも黒砂糖着けで、同じ手法で、梅酒と梅ジャムを作る。
種類で言えば、大粒種で丈夫なものがいい。桃や栗も捨てがたいし、銀杏を取る銀杏も欲しい。きりはないのだが、手がかかるものではないので、場所が上手く配置できれば、ブルーベーリー、ラズベリー、ブラックベリーとベリー類をやるのも面白い。胡桃とか、ナッツ類は、そこまでやるかどうか。

竹も要るだろう。竹があれこれ材料として便利に使える。と言う事も在るし、竹の子も相当強力な保存食の候補だ。真竹がいいのか、孟宗竹がいいのかは材中心に考えれば、真竹となる。竹の子なら、孟宗が普通だろう。でもこの辺では真竹の方がおいしいと言う人もいるので、今のところは真竹で行って見たい。

もう一つの角度から、根粒菌を持地窒素固定する、ヤシャブシやハンノキ、マメ科の樹木と言うものがある。畑と共存させる事が、自然農法では必要と、福岡さんが実践されている。この辺りでは、ニセアカシアやねむの木と言う事だろうか。外来がいやだとなれば、藤を上手く利用すると言う事もあるかもしれない。

しかし、樹木についてはまだまだ分からない事ばかりだ。ここ小田原は植木屋さんの多いところだから、よく教えてもらい、自給自足園に必要な樹木をそろえてゆきたいと思う。

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