蓮の植え付けと竹の子堀
庭の池についに蓮の苗を植えつけた。苗の到着が遅れていたので、やきもきしていましたが、植え付けが終わりました。九州でやっている人の話では、苗はお彼岸までに植えるのだそうです。3月中には植えたかったのですが。4月19日植え付けになりました。
宅配便で、大きな箱が届きました。立派な梱包です。籾殻の中に、7本入っていました。これが又立派な蓮苗で、想像した、あるいはテレビで見ていたものとは全く違っていました。大きい物は1メートル近くある物です。用意くださった方の親切な気持ちが、そのまま届いたようでした。
庭の田んぼは代掻きをして、そのままでしたが、水持ちは日に日に良くなっているのでこのまま植える事にしました。しかし、大きさが大きいので、代掻き部分の下まで掘らないと、植えつけられませんでした。良く蓮田は深いと、腰までつかるって収穫すると、言われていますが、それではとても無理なので、ちょっと深い代掻き程度にしてあります。
20日には竹の子堀をやりました。今日の出荷する分です。南足柄の弘西寺の尾根近くにある竹藪の地主さんが、竹の子を出荷していいといってくださいました。私は今まで、真竹の竹の子はよく収穫しているのですが、孟宗の竹の子は初めてでした。なんとそこの孟宗は尺だけと言って、30センチ近く太さがあるのです。当然竹の子も太いのは30センチの根本があります。
1時に7人で集まって、掘り始めて、2時間弱で40本掘りそのまま、千田さんの家に向かい、庭でゆでました。田中さんが、出荷の経験があるそうで、手際よく指導してくれて、一通りの要領がつかめました。慣れた人と初めてのものでは随分と手間が違います。第一見つけるのが、難しいです。足で出っ張りを探すとか、かすかな盛り上がりを見るのだ。と言われても、薄暗い竹やぶで、老眼の初心者ではそう簡単ではありません。
掘り方も痛めてはいけないというので、つい大きく掘るばかりで、竹の根にぶち当たり困難を極めました。竹の子をよく観察して、頭のわずかな傾きで、竹の根と繋がっている方向が分かるので、ここをたけのこ掘り様の鍬で一気にたち切れというわけですが、そう考えて掘り起こして、一本目は張り裂けてしまいました。やはり周りを掘らないとダメのようで、時間をかけて掘りました。熟達者の3倍から4倍の時間がかかったでしょう。
掘ったらば、できるだけ早くゆでるのが、あくが出ないコツと言う事で、そのままケイトラに載せて、千田さんのところに向かいました。4時前についた時には既に、お湯が沸かしてあり、早速下ごしらえをします。根本をかなり多めにスパッと切り落とし、頭の方もかなり切ってしまいます。お湯の方は糠とトオガラシを入れておき、どんどん入れました。これが、随分大きな釜なのですが、1つでは無理なので、もう一つ急遽増やして、2つでゆでました。40分やれば、いいということでしたが、40分ゆでてそのまま朝まで置いておくのだそうです。
これがしばらく週2回続くと言う事ですが、どうなる事でしょう。野菜の苗の準備で忙しいみんなにはとても無理でしょうから、しかし、折角の地主さんの好意の申し出ですし。何とか、やってみたいとは思います。