のぼたん農園の2022年の計画

若葉がコロバシャを始めたところ。

水牛コロバシャの終わった、溜め池と苗代田んぼ
いままで体験したことのない大冒険を、石垣島で試みることになり愉快この上ない。冒険ほど始めて見ると楽しいものはないようだ。毎日が興味深く挑戦して行く面白さに満ちている。仲間と一緒にこんな素晴らしい試みができると言うことが嬉しい。やれるところまでとことんやってみるつもりだ。
ノボタン農園の最初に立てた計画では一月10日までに溜め池と苗代田んぼの完成予定だった。かなりの困難であったが、福仲先生の御陰で達成できた。船出は成功した。次の予定は二月10日までの1番田んぼの完成である。
一番田んぼは土木工事は終わった。現在石を拾い出している。かなり減ってきている。もう一息拾ったならば、石拾いも終わる。水がもう少し溜まれば、一気に代掻きが出来きるところまで来た。畦塗りまで出来れば完成だ。あとは水をどのように維持するか頑張るほか無い。今の調子ですすめば、1月後半には完成しそうだ。
イネの種子は9日に2番溜め池に漬けた。水温は23度ある。16日に播種の予定である。今日10日にもう一度水牛コロバシャをして、水を抜く。加減を見ながら土を乾かして播種に丁度良い土の状態にする。苗床田んぼから、1番田んぼへの排水路も出来た。播種をしたならば一週間すれば、稲は芽を出す。この辺りから、水を入れて苗床田んぼにも水を溜める。
冒険の目的地は伝統農業による自給体験農場である。目的地への道筋は冒険途上様々な進路変更が必要なことも出てくる。昨日考えた計画が今日変わると言うこともままある。何度も計画変更をしながら、目的地にたどり着けばいいだろう。
一番田んぼは水があれば可能なところまで進んで来ている。本格的な雨があれば、その時に代掻きを進めてしまうと言う事が一番望ましい。その後一度乾いてきたとしても、溜め池に水がもう一度溜まれば再度水を入れて田んぼにできるはずだ。
2番田んぼは予定地の表土に石が多いので、まず水牛を繋いで草をどけている。そして、表土の石を取り除く。そしてユンボで田んぼの予定地の土木作業を進めることにする。それは3番田んぼ予定地も同じことである。このまま進めば、土木工事としては3番田んぼ辺りまでは二月中には進むだろう。
水の状況次第では上手くゆけば2番3番まで水を溜める作業が可能かもしれない。遅れて種まきをすると言うことも可能になるかもしれない。田んぼに関してそのあたりまで進めば一段落である。1年目は水が不足して3番までの十分な栽培は難しいとは思うが、その辺りまでは挑戦してみたい。
沢沿いに溜め池を作りながら、徐々に下の段の田んぼに下がって行く。棚田と溜め池の構想は徐々に形が現われてきた。この後全体を整えて行くために、時間をかけてじっくりと取り組みたい。ある程度は実現の可能性は見えてきたのではないだろうか。
今後の大まかな計画、今年中にやりたいことを考えてみる。
1,年内の農作業小屋の完成。
2,田植え予定日の2月20日までの仮説トイレの完成。
3,2月20日までの駐車場の整備。これはすでに進んだ。
4,水牛の水浴びのヌタ場作り。
5,牧草地の整備。
6,堆肥作りのコンパネ箱の移動。
7,その後は年内通して、園内の道路の整備。
天水田はお天道様次第である。今年中に3番田んぼまでの形が出来ればと思う。そして3番田んぼまではいつも水が溜まっている状態を作りたいと思う。今年は田んぼはやらないとしても、時々コロバシャで代掻きをしているようにする。そして牧草地の整備をしながら、枯れた草を田んぼに入れて土壌をよくしてゆく。
2月20日前後を田んぼのお披露目日として、整備を進めてみよう。この時は月の池田んぼの田植えが行われていて、同じ日に一番田んぼのコロバシャを行うという状態が良いかもしれない。これが、のぼたん農園のお披露目にも成るので、途中経過でも、公開してゆくことはやはり大切であろう。ただ、オミクロンのことがあるから、どうするか。
1,年内の農作業小屋の完成。
先ずは設計からである。一番上の高いところの道の際に作業倉庫を作る。設計案を立てて、もう一度農業委員会に相談に行く。トイレとシャワー。休憩室。トラックター、コンバイン、籾すり機がおける。お米を置いておく場所が必要。
2,2月20日までの仮説トイレの完成。
バイオガスを作る施設に将来する。タンクが二つあるので、穴を掘り床板を置く。そして全体をシートで覆う。参加者にどの辺りが良いか相談する。
3,2月20日までの駐車場の整備。
一番上の田んぼへの導入道路際の西側スペースにする。牧柵をまず撤去して、道路から入りやすいように整備をする。これは渡部さん夫妻がすでにやってくれた。すでに利用できるようになった。
4,水牛の水浴びのヌタ場作り。
これは今のところどこが良いか分からない。水が溜まりそうな場所を見付けて掘ってみるほかない。やはり、沢沿いのため池の付近になるのだろうか。出来れば隣の林が借りられたらば、日陰があって良いのだが。現状では水場は難しいかもしれない。
5,牧草地の整備。
これは大きな課題である。手を掛けないで水牛の草をうまく回して行ける方法を見付けなければならない。現状では水牛の食べたがらない草が多すぎる。一度ユンボでアメリカハマグルマは剥いでしまいたい。牧草の種を買ってきておいて、土を剥いだところにはばらまくだけでもしたい。
6,堆肥作り
シーラ原田んぼで作ったコンパネの堆肥箱を移動する。そして2番田んぼを作るときに藁を入れる。近々運ばなければならない。藁の発酵の状態によっては一番田んぼでも良いのだが、腐植が進んでいなければ、2番田んぼに使う。
7,その後は年内通して、2番田んぼ、3番田んぼの整備
2番田んぼと3番田んぼは出来れば、形だけでも作り上げる。ユンボが借りられているうちなら、可能ではないだろうか。これは、いつでも出来るときにやる。
ユンボでの土木工事が終われば、トラクターでの荒起こしは可能だ。荒起こしをしておけば、大雨の時に代掻きをすれば良い。その後は上の田んぼからの排水が来るならば入れる。今年は来ないとは思う。3番まで形が整えば、全体では7畝の田んぼと4畝の畑になる。
ここまで進めば一応ノボタン農園と呼んでも良いくらいには成る。その後はどこまで田んぼを広げるかは参加者次第なので、一年経過した辺りで、再度計画を立て直すことが良いだろう。