認知症にならないための70歳からの6つのこと。
この景色は素晴らしいと思う。空間が絵を描くためにあるような場所だ。そして、人間の暮らしが自然と融合している。40号。ファブリアーノロール紙。しばらくここを描いてみようと考えている。今3枚目を描いているところだ。絵は自分の見方が画面に出てこないと面白くないと。3枚目で思っている。写真は2枚目の描き出し。
年寄りの誰でもが心配なのは認知症ではなかろうか。認知症になる原因がよく分かっていないから、もしかしたら自分もなるのでは無いかと心配になる。緑内障もそうである。原因が分からない、治療ができないと言うことはつらい病気だ。
人ごとでは無い。大分記憶力が頼りなくなっている。ネットで飛行機を予約するのでも、間違えが起きそうで確認で時間がかかる。そのうち時間切れで、やり直しになることもままある。一度予約した日にちが、ひとつ予定を忘れていて、予約を取り消したこともある。
こんな時に、歳をとったことを実感する。そして、ちらっとこれが認知症の始まりなのかと頭をよぎる。人間は衰えることは普通だろうから、衰える速度を遅らせる以外に無い。認知症と老化とは違うようだが、心配は変わらない。これからの年寄りとしての生き方のために、自分のやるべき事をまとめておく。
まず、1、「運動である」。運動をしなくなれば人間はすべての機能が衰える。運動はやれることをやる以外に無いと思っている。卓球が良いと書いてあったが、やるとなれば結構大変である。太極拳が次に良いそうだ。いろいろの運動があるだろうが、ともかくどんな運動でもかまわないから、やれる運動をやる。
石垣島にいたら、できる限り歩くことにしている。できれば、1万歩と思っているのだが、暑い間は歩くことができなかった。夕方から歩こうと思うのだが、日が落ちるのが遅くて無理だった。小田原にいたら、農作業をする。これはすぐに1万歩を超える。
2、「唄を唄う。」下手はともかく、大声を出すことだと思っている。三線を弾きながら毎日唄うようにしている。唄えば息が深くなる。肺を使う。どこまで高音が出せるか。どこまで長く唄えるか。少しは覚える努力もするので頭も使う。
指を使う。指の動きはなかなか難しい。まずは指使いを記憶する努力が居る。頭も結構使う。最近自分の歌を作っている。「かかしになれるかな。」という歌なのだが、ひどいもので恥ずかしいのだが、恥知らずだから思い切って作曲している。唄を作るのは70の手習いである。
同じメロディーの繰り返しのようなとんでもないものになる。唄全体の構想力のようなものがまったくない。それでもやる。ひどくてもやる。やっていれば少しは良くなるだろう。「あしがら畝取り唄」というでたらめ歌も作って唄っている。
そして、3、「絵を描く」。これは何か深い頭を使う。日常使わないような、頭の芯のようなところで、絵に向かい合う。自分でも自覚できないことなのだが、絵を描くと頭を使ったなぁーという気がするものだ。時に脳髄がしびれている。
絵を描く頭の使い方が、認知症予防になるような気がする。気がするだけで正しいかどうかは分からない。頭と感覚を自由にして、眼に反応しているようなことだろう。結果を見てその次の新しい試みをする。絵を描くと言うことは自己否定の連続になる。つらいことだが、大事なことだと思っている。自分をこれからの者としてみることは認知症予防では無いか。
4、「人と交流する。」一人にならないことだと思っている。絵を描く暮らしはほとんど一人である。それで完結しているから危険だ。何の不自由もないし、日々充実感もある。しかし、人間は人と交わらないと偏屈になる。ゆがんで行く。
今度、ポケトークという携帯通訳機を購入した。これで、ユーグレナモールへ行って、世界からの観光客の人と話してみようと考えている。世界中の言葉が通訳できるそうだ。台湾の人、中国の人、韓国の人、英語の人、フランス語の人、様々な国から見えている。ここで練習して、台湾旅行に備えるつもりだ。
「どこの国から見えましたか。」「私は石垣住んでいるササムラです。」「何かお困りのことはありますか。」「石垣で楽しいのは町散歩です。」こんな所から話してみたいと思っている。初等教育で英語はやる必要が無い。同時通訳機が必ずできると、50年前から言っていた。あれほど言ったのだから、やってみなければ。
人は国語能力を高めなければならない。外国語はその次のことだ。英語をやる時間で読書をさせることだ。読書の面白さをしれば、内的世界は確実に広がる。読書というものは、頭の中の世界を活性化することでもある。
同時通訳機がやや実現してきたらしい。石垣はこの同時通訳機の実用性を確かめるには絶好の場所だ。加えて人との交流にもなる。石垣が東アジアの交流拠点になれるのかどうか。昨日もスーパーで大勢の中国人と会った。一言しゃべりたかったのだが、ポケトークがまだ届居ていなかった。
5、「よい食事」である。何を食べたらと認知症にならないと言うようなことでは無い。できる限り良いものを食べる。良いものとは地場のものである。多種多様に食べるのが良い。腸内微生物が活性化するような食べ物である。腸と相談しながら食べる。そして、多くは食べない。基本夕食はとらない。
ふろくとして6、「よく寝る」できる限り睡眠をとる。8時間が目標である。年をとると連続して眠るのは難しくなるようだ。そういうときは、細切れになっても仕方が無いと思っている。24間の内8時間は眠る。
人様の参考にはならないのだろう。ごく当たり前な健康生活と言うことになる。