石垣の家

   

石垣の家がだいぶ出来てきた。お隣の家のガジュマルの木のみ隙間から写している。手前におの畑がある。バナナは畑にあるものだ。わずかに見えているトタン屋根は馬小屋である。昔馬で、畑や田んぼを耕していた時代のもので、もうこの小屋一軒だけが残っているだけだそうだ。ここは石垣でも一番古い大切な場所だと言われている。境には古い時代の井戸が残っている。これはお祭りをしなければといわれている。なぜか私の住む場所には、いつも水が湧いている。水に縁があるのだろう。自分がよい気持ちになれる場所を探した結果である。よい気持ちになれる家でなければ、気持ちよく絵が描けない。だから家の入口は少し工夫をした。光の印影ができるようにした。強い光だから、面白い空間になるのではないかと期待している。今のところは予定通りにできた。

 

入口アプローチ付近の様子。入り口はアトリエという気分になれるようにしたい。工事用トイレの向こう側にある建物が、泡盛のクース古酒を作る蔵。この玄関のところだけは少し考えてある。正面の壁は窓を開けて、鳥のブロンズ像。左側には自分で壁画を作る予定。壁画の下図はすでにある。貝殻と砂とサンゴで作る。材料はすでに購入してある。でもすぐにはできないだろう。四角い窓のような穴にはカヨ子さんの作品が置かれる。アプローチの上には、石垣の赤瓦で飾る。その奥にシーサーを置く予定。そのシーサーもこの後作る予定。沖縄の大甕を置いてもいいと思っていた。近所にそういう家があるのだ。沖縄の1メートルある大甕は持っているが小田原から運ぶのがなかなか大変である。そのうち可能ならやりたい。

 

 お隣の畑.その向こうが石垣の家。お隣が3階建てマンション。マンションが風よけになるだろうと期待している。台風が怖いので、周りに家があり風がさえぎられる場所を探した。壁の色は石垣の土の色にしたい。少し赤土風のものとベージュの耕土。2色にする予定。難しいので今回直接決めるために石垣に来た。下地はもう出来ていて、お願いした通りに進んでいた。9時から塗装の方と打ち合わせる予定。あと電気関係がなかなか難しく、これも今回調整の予定。電化製品を入れてもらうのも、その場にいないで進めるというのは少し難しいところがある。電気屋さんは大きな立派なものがあり、すべてそろっている。価格も特別に高いということはない。引っ越し予定が11月15日なので、その時には、備え付けてなければならない。遠くにいて進めるのはこういうところが難しい。

順調な工事の進行のようだ。石垣設計室というところに施工管理もお願いしていある。会社が歩いてもすぐのところなので、お願いした。遠くからの家づくりは信頼できる関係でないと難しい。その点、安心してお任せできる会社だった。こういうことはなかなかないことで感謝している。

 

 

 

 

 

 

 - 石垣島