6月の自給作業

   

田植えが終わり、一段落である。

分かりにくいが、これは2本植の苗である。苗は根付きわずかづつ成長を再開した。葉先に露が光っている。

撒いたソバカスが何時までも表面を覆っている田んぼがある。これ排水口の工夫である。表面からの排水でなくて、少し下から排水している。そうすると表面は流れ出ない。そばかすを撒いて4日目までこの状態が続き、徐々に沈んだ。

苗が徐々に立ち上がり、列が整然としてきた。水もうまく回るように調整がおわった。この田んぼは上手く行けば、一番上の入水口の田んぼから、下の14番の田んぼまで、田んぼの中を水を流れてゆくことができる。途中水路から取り入れることのできる所が、一か所だったのだが今回2か所から水を入れられるようにした。これで大分水回りの状態が良くなった。

ソバカスが固まり浮遊している。

6月8日には麦刈りをする予定である。雨が降りそうだが何とかなるだろうか。毎年麦刈りは梅雨に入り気をもむ。麦は今年は畑を変えていつもより良くできている。面積は狭くなったが、この調子ならいつもより取れるのではなかろうか。結局冬の作物は肥料を必要とするようだ。タマネギでも、麦でもそんな感じがする。

今年はソラマメが良くできた。ソラマメは畑の隅に種をまいて、それを移植した。移植したらよくできないという人がいたが、全くそんなことはない。一本が6本ぐらいには根元から分げつして、一本に5つはついているから、大豊作である。毎日空豆食べ放題で、ドンブリ1杯は食べ続けているが、延々と続いている。あと5回分はあるだろう。一部を残して来年のタネにするつもりだ。この空豆は自家採種3年目のものだ。この畑になじんだという事もあるのだろうか。草取りもしないから、草に埋もれている。ソラマメは草取りをしないで良い作物だ。そういえば、今年はニンニクもよくできた。売られている物より少し小ぶりとは言えるが、どの株もそれなりにできた。早速ニンニク醤油を作ってある。まだまだ、山ほど干してある。

今畑にはトオモロコシがある。これもあまり草取りはしない。目立つと、すぐタヌキにやられてしまう。ジャガイモはそこそこできたようだ。タマネギは種から作り一応できたのは初めてのことだ。タマネギは今年の極端な寒さと風で大分痛めつけられたようだ。ハウスのトマトはすでに色づいてきた。今年は早い。諏訪の原圃場でもトマト、ナス、ピーマンが実をつけ始めた。この調子なら、何とか実りそうだ。10日には3回目の畑の会の活動がある。ジャガイモの食べ比べをしてみたいと考えている。何しろ10種類もジャガイモがあるそうだ。これを比較して食べてみるのは面白いと思う。9日には大豆の畑の準備がある。そばかすを撒いて耕運をするというところまで進めばと思っている。

 

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