7月の自給作業

   

7月はまず3日の大豆の播種がある。今年は3か所で大豆をやる予定である。舟原の山の畑が、昨年連作障害と思われる原因の極端な不作であった。今年回復するものかどうかは分からないが、ともかく、畑を3か所に分散市観察してみることにした。従来の山の畑7畝。舟原田んぼ下2畝。笹村の下の畑2畝の3か所で作ってみたい。まず種まきの幅を変えたい。30センチ70センチの繰り返しの畝幅にしたい。雑草の関係である。畝間を管理機で耕して、雑草対策をしようというのである。両側が耕されていれば、間の30センチは手で草が取れるのではないかという考えている。山北グループの大豆がそのようにやって上手く行っているというのだ。それから少し深く耕してみようかとも考えている。今まで5センチくらい浅く耕運していたが、15センチの耕運が必要という意見も聞いた。ともかく3か所でやって、その様子を較べたいと思っている。3日の播種までにそれぞれの畑の準備をしなければならない。山鳩が来ているので、ハト対策を考えなくてはならない。

山の畑が、大豆、小麦と続けて収量減少だったので、問題が出た時こそ学ぶ機会だと考えている。いろいろやってみるつもりだ。雑草が作物を阻害した可能性が一番高い気がしている。小麦に関しては、カラスムギ、ネズミ麦をどう抑えるかが重要ではないか。肥料を取られて分げつ不足になった。一度発芽させて、2度耕運して、小麦を遅らせて播種出来ないか。やはり畝幅を広げて草取りを徹底してみるというのもある。大豆の方は今まで草取りをかなり熱心にしてきてよくなかったので、少し原因が難しい。いろいろ畑をやって来て、叢生栽培が出来る作物は極めて少ないと感じている。田んぼでは雑草が少しでもあれば、収量は減る。収量などどうでもいいと言う自然農法の人も居るが、それは嫌だ。小麦でも大きな影響がある。野菜の中でも叢生栽培できるものは、つまり草の中で良い作物になるなど極めて少ないと感じる。土の状態もあるだろうから、土の違いも比べてみる。連作障害であれば、畑の違いですぐ分かるはずだ。

畑の作物はまずまずの所だ。大根や株は草の中でそれなりにできている。トマトは毎年力を入れる。冬を超えたトマトから芽を採り、差し芽した株はもうすぐ成り始めるところだ。また、下の畑には、昨年落ちたトマトからたくさんの株が芽生えたので、草の中で育てている。これもそろそろなりそうである。ナスは枯れたものもあったが成り始めている。直播のオクラも10株ほど育った。ピーマンの類も10本ほど、少しづつ食べている。いんげんがやはり草の中で育っている。サトイモは毎年良い。山芋は袋の中で順調に芽を出し、台所の窓に取り付いて、なかなか良い風情だ。ニガウリときゅうりは直播のトレー栽培だが、3メートルは伸びた。小さな実がつき始めたところで調子は良さそうだ。トオモロコシもずいぶん大きくなってきている。このあと長ネギ苗を貰ったので植えこむ予定。

田んぼはまずまず順調なところではなかろうか。まだわからないが株が大きくがっしりと育っている。わずかに苗床の稲の色が濃くなってきた。気分としては色の薄い田んぼには、ソバカスを撒きたいところだが、これは避けることにする。6番は極端に遅れているので、ここにはソバカスを撒く。ついでに、慈姑の水路にもソバカスまき。また病気が出たら元も子もない。緑肥のその後の効果を田んぼ巡りをして確かめたいと考えている。ともかく草を抑える効果が出ていることは確かだと思う。18日には最後の拾い草。このあと中干をやろうかと思っている。田植え後7週目となる。通常40日というが、40日で分げつが足りるのは化学肥料の為だろう。分げつが充分になっていれば、その前も考えておく。20日には例年行っている分げつの調査と写真の記録をすること。今は水は徐々に増やしてきているところ。今月いっぱいは増やして、間断灌水に入る。今年は干してみようかと思っている。干した方が病気が出ないような気がしている。そのタイミングをどこにするか観察を行う。

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