春の楽しい農作業
シデコブシ満開。我が家では目立つ花。野生種はもっと小さい花で、白い。ホームセンターにあったので買った。いつの間にか大きくなった。邪魔になるほどで刈りこんだのだが、すぐ元以上に大きくなる。
春の農作業は快調に続いている。明るくなった何をやるかと思うだけで楽しくなる。上の畑には大葉、ニンジン、大根、と4月1日に蒔いた。下の畑にはほうれん草を蒔いた。順調に雨もあるのだが、まだ芽は出ない。苗はキャベツ、トマト、キュウリ、ナス、カリフラワーを植えた。こちらは安定して活着した。後はピーマンの苗がハウスにある。畑では大根、ケール、ブロッコリー、小松菜、がまだ十分に食べられる。奥のソラマメもずいぶん花が咲いてきた。今年は春が遅く、何しろフラワーガーデンの桜の開花が4月5日である。こんなに遅れた年は子供の頃以来である。寒いというほどでもないのだが、桜が遅れ、一斉に桃や、アンズ、プラムと咲き始めた。遅い年は何でも一緒に咲くことになる。今年はまるで北国の春のようだ。
イカリソウ 丈夫でもう30年自生している。これは山北に越した時に、植えたのが始まりだが、今も何もせずとも花を咲かせてくれる。これも外国のイカリソウなのだろう。3種買って植えたのだが、他の2種は少し遅れて花を咲かす。回りの草だけは取ってやる。最近そこにフキが広がってきた。これはもう少ししたら、まとめてとって食べる。フキの苦みが春の味だ。
馬酔木 この木は箱根にはとても多いい木だ。馬酔木だけの純林があるくらいだ。こんなに美しい花を咲かせる割には、便所の木などともいわれる。馬酔木の葉にある毒がウジの発生を抑えるというので汲み取り式便所では使われていた。だから便所の前に植えられることが多いいので、便所の木。私の家でも便所の前に有るのだが、越してくる前からそこに植わっていた。枯れもしないが大きくなることもない。
旺盛な大麦。今年はそれなりにとれるだろう。下の畑にある大麦、ずいぶん旺盛に生育をしている。麦は最初の頃に分げつして、その後は分げつをしてくるという事はないようだ。だから、播種後の生育で、真冬にどれだけ分げつがとれるかでその年の出来は決まってしまう。同じ播種器で蒔いているのに、なぜこんなに分げつしたのだろうか。このまま穂も大きくなるのだろうか。今年は楽しみだ。ジャガイモは今でも毎日何かしら食べている。イギリスではジャガイモが主食だという記事を、農の会通信にイギリス人が書いてくれていた。私もイギリス人の次位にジャガイモが好きだ。春のジャガイモが一年食べれる。男爵である。いま食べているものはそろそろ10か月目の保存になる。芽は出ているが何の問題もなく、美味しく食べている。収穫したらハウスで乾かす。良く乾いたら大きさ別に段ボールの箱に詰め込み、家の北側の軒下に積んでおく。そして必要な分だけ、台所に移して食べている。秋じゃがを作るという必要がない。
レモンはそのままならせている。レモンは丈夫で手間いらずだ。やはりホームセンターで見つけて、10年ほど前に植えた。大きくなったのだが実がつかない。負荷をかければなるだろうと考えた。紐であちこちに枝を引っ張った。その効果で毎年実るようになった。一度成ってからは何もせずとも必要な分は実る。消毒も肥料もやったことはないが、毎年実をつける。玄関前に有るのだが、パン屋のソラマメさんが使うくらいで、私はめったに使わない。塩レモンが作ってあり、焼き魚や、焼き肉の際に使う位だ。それでも玄関前に植えてあるのは、実りを感じる観賞用としてのようなものだ。それくらい美しいと思う。学生の頃はよく油彩画で描いたものだ。形も色も、硬さも面白い。