水風呂の効能

   

水風呂によくはいる。暑くなれば毎日入る。クーラーを使わない分、水風呂に入ることになる。湧き水があるので今年は湧水の水風呂を作りたいと考えている。湧き水は畑の脇にあり、飲み水はすべて湧水を使っている。何か、問題があるものが混入していないかという心配がない訳ではないが、歴史的に問題のなかった湧水である。一応農の水質検査はしている。この湧水の湧いて来る標高で集落の位置が変わったという話を聞いた。舟原地区のの古い家には湧水のある家が結構ある。通年枯れることはない。その湧水で2畝ばかりの田んぼを作った年もある。自給生活の実験である。そこで100キロのお米がとれた。今はその水は畑の水やりに使っている。この夏は水風呂を作って入る。湧水の水温は通年15,5度である。貯めたとしても20度までだと予測している。まず水風呂になる容器を探すことからである。

何故、水風呂のことを考えたかと言えば、単純に入ると気分が良くなるようになった。10年くらいの間に徐々に起きたことだ。風呂屋に行きサウナに入る。その後は外で風にあたり、ぬるいお風呂に入る。そして、冷水につかる。冷水に入るのは、体の中の強制循環を行うためである。スポーツ選手が氷で冷やすのと同じことである。身体を熱くしたり、冷たくしたりすることで、体液の滞りが解消される。そして不要な物質が排出される。サウナ内は90度ある。体温は40度を超えるのだろう。そして、今度は17度前後の冷水に入る。体温は30度に近づくのだろう。この身体の温度差で体液の循環が促進され、余分なものの排出がされるような感じがする。汗をかくことは大切である。筋肉疲労や、肩こりなどはこれで解消できる。

水風呂の勝手な入り方を記録しておく。水温は17度前後が良い。180数えながら入る。時間にして、3分から5分ぐらいだろう。これを4回繰り返す。最初は当然冷たい。70を数える頃に冷たさに慣れてくる。100を超えると、冷たいというよりだんだん無感覚になってくる。170ぐらいになると、ぶるっと冷たさがぶり返すこともある。大体の場合は、100から180の間はお風呂に入っているのに近い感触になる。180にしているのは、あまり理由もないが、以前は250くらいまではいっていた事もある。少し短くしてみたりしながら、180にした。ただその時の身体の感触に合わせて、ゆっくり180で5分を超えるときもあるし、急いで3分を切るときもある。むしろ冷水を感じながら自分の体調を確認している。サウナや、お風呂に入る。夏ならそのままでいる。そしてまた水風呂に入るを4回繰り返す。水風呂の中でゆる体操のように身体を動かすこともする。大体これで身体の冷えは取れる。頭がきりっと回復する。

冷水に入るのは長年やせ我慢であった。所が水風呂ほど気持ちの良いものはないという人が結構いる。風呂屋に水風呂に入るためにきているという人もいる。私は長年つめたいのを我慢して入っていた。冷たいのが気持ちいいなど、やせ我慢な人だと思っていた。ところが最近、冷たくて辛いが少し変わってきた感触がある。冷たい痛さを気持ちよく味わえるようになってきた。これにはびっくりポンである。辛いから良いと言う感じである。この歳になって初めての感触である。長年繰り返すことで、感覚がいまだ変化することがあるという事に気づいた。先入観というものは捨てなくてはならない。水風呂では身体に良いという結果があるので、少々我慢をしていた。ところが10年して変わった。10年間の思い込みが、解き放たれたような新しい体験をした。絵を描いていても、何年も同じところを描いていても、今日初めて気づくという事はある。家に水風呂を作ろうと考えている。風呂の周りはヨシズで囲う事にしよう。露天水風呂である。

 

 - 日帰り温泉