麦茶づくり

      2016/04/05

麦茶は大麦で作る。今年は欠ノ上田んぼでは、冬の緑肥として大麦の春雷をばらまきした。予想より立派にできたので、アラオコシの日に穂先だけを集めた。それが13キロもあった。そこで10キロはみんなで麦茶にしようということになった。今田んぼは転がしがまっ盛りである。大勢の集まる日に、さなぶりを兼ねた、昼食会を行い、ついでに麦茶を作ろうということになった。今年の醤油造りのときに余った、二条小麦で麦茶を作っておいしかったので、今年も是非ともやろうということになった。

木漏れ日ガーデンにはかまどがある。いつでもバーベキューができる体制である。麦茶は大きなフライパンと、バーベキューの鉄板2つでやった。3時間ぐらいかかったか。少し焦げたが、焦げた香りが麦茶のおいしさでもある。昨年栗林の奥を整備をして、畑の家からいただいた、机やいすを置かせてもらった。木漏れ日がとても美しかったので、みんなが木漏れ日ガーデンだということになった。この日も30度という暑い日だったのだが、木陰にいると、川からの風が心地よかった。

大きな栗の木が10本ほどある。その手前にはカキの木が20本ある。1反ほどの果樹の畑なのだ。その向こうに久野川があるのだが、その川の手前が少し開けて広場になっている。栗の木の木陰にベンチとテーブルがある。栗の木の木陰で、具合よくよそから見えにくくなっている。樹木を片づけた時の枝などが、薪として置いてあって、すぐ火を起こせば気軽に食事ができるようになっている。

みんなで交替で大麦を炒っている。最初に炒った麦で早速麦茶を仕込んでいる。とてもおいしかった。麦茶を作るコツは、焦げるまでよく炒ることのようだ。そして、沢山入れれば美味しくなる。6条大麦より、2条大麦のほうがおいしい気もするのだが、まだ経験が少ないから、はっきりしたことはわからない。同時に味噌汁を作っている。材料はここで取れた玉ネギや持ち寄ったジャガイモを入れた。味噌は私の所の3年味噌。かまどは田んぼを整備した時に出た、U字坑である。その上に、家から持ってきた、U字坑のふたが置いてある。幅が合わないので、今度もう少し改善したい。

岩本さんが持ってきてくれた、五目ずしをいただいて食べた。おいしくて珍しくお変わりまでして、少し食べ過ぎて眠くなった。午後予定していた草刈は出来なかった。

昔庭林の会というのを、久野の天子台でやったことがあった。これはどうにもうまくゆかなかった。ただ庭を整備しても、楽しみがなかったからだ。家にある庭なら、まだ管理できるが、山にある庭では、整備が負担になるばかりであった。家の庭すら草だらけなのに、天子台の草刈りは正直負担だった。今回は、果樹畑の下草刈りをすることが、木漏れ日ガーデンの整備にもなる。田んぼの作業のときの休憩場にもなる。収穫があるということは、良い管理ができる。欠ノ上田んぼがここまで整備できるには、5年はかかった。毎年課題を決めて、一つ一つ片付けてきた。川の方の広場スペースをもう少し片づけたいと思う。前にジャンベのグループが来てくれた時もよかったのだが、手前の枯れた栗の木を根元から片づければ、良いスペースになる。今度三線を持って鳴らしに行きたいと思っている。

 - 大麦, 自給